月収を4倍にした脱サラトレーダーのFX術とは?
2016.03.21
サラリーマントレーダーにとっての憧れは脱サラ&専業への転向だろう。30歳にしてそれを実現したのがひろぴー氏だ。そんなスゴ腕トレーダーが今、注目するのがユーロ/円、そしてCFDで取引する金&銀。その理由とは?
「会社、辞めちゃいました。トレーダーとして給料の3~4倍近く稼げるようになったので、もう辞めてもいいかなって思ったんです」
そう語るのは、中期トレンドへの順張りを得意とするひろぴー氏。歴戦の強者かと思いきや、まだ30歳の若武者。投資歴も浅い。
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「トレードを始めたのは’10年なので投資歴は6年です。最初はFXをやろうかなと思ったんですが、登場したばかりのCFDに目を奪われ、原油を取引してタコ殴りに遭いました。100万円ほど失い、それからはFXに注力するようになったんです」
サラリーマンとして働きながらトレードを続けていたひろぴー氏の収益が安定するようになったのは’12年の後半。その転機とは?
「オフ会やセミナーに積極的に参加し、高額な書籍も買い漁って、いろいろな著名ディーラーの手法を学びました。僕のやり方はベースが模倣。でも誰かの手法をすべて丸パクリするのではなく、自分に合っていると感じたエッセンスだけをパクっていったんです」
元シティバンクの西原宏一氏、FXコーチのロブ・ブッカー、元ゴールドマン・サックスの志摩力男氏――著名ディーラーのいいとこ取りだが、ひろぴー氏のスゴいところは、自分に合った手法を見極める“選球眼”にある。
「取り入れたのは西原さんが使う『ディナポリ』というチャートやオプションバリアの見方、ロブが使う移動平均線の設定、志摩さんのファンダメンタルズの見方などですね。そうやっているうちに、収益が安定してきたんです」
’14年からは年間収益率が100%へ達するまでになった。
「200万円儲かる月もあれば、100万円のマイナスになる月もありますが、年間を通してみると、だいたい資金が2倍になる。これならFXだけで食えるなと思ったのが1年前でした。ただ、ちょうど会社で昇進しちゃって。昇進直後に辞めるのも失礼なので、半年ほど待って’15年11月に退職し、専業トレーダーになりました」
ひろぴー氏が得意とするのはスウィングトレード。中期的な予想に基づく取引だ。トレードに集中できる専業なら短期取引も手がけ、利益増を狙うこともできるが、手法を変える気はないという。
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