絶食時間が長い食べ方が、かえって太りやすい体質を作ってしまうことはおわかりいただけただろうか? しかし、食事を抜くことは、ダイエットばかりでなく、仕事にも悪影響を及ぼすという。特に朝食を抜くことは、好ましくない習慣だと続ける。
「普通に夕食を21時~22時頃までに食べ終えて眠っているのであれば、朝に何か食べないと昼まで体を動かすエネルギーが保てません。夜間の睡眠中に、すでに夕食でとり込んだ食べ物は消化吸収が完了してしまうため、朝に目覚めたときの体は血糖値が下がってしまっている飢餓状態です。低血糖状態の脳は元気が出ないので、ポジティブな思考がわきにくくなり気持ちもネガティブになりがちになるというデータも出ています。また朝食には体温を上げて体を活動モードにスイッチするという重要な作用があります。低体温のままだと知的能力が上がらず仕事の波にも乗れません。体の代謝も低い状態が続くため、脂肪も燃えにくい体になってしまうのです」
とはいえ、睡眠不足のため朝起きられず、まともな朝食が摂れない人も多いはず。そんな人は、カフェオレと果物など時間をかけず食べられるものを口にするだけでもいいという。見た目も仕事もスマートでいたい方は、ぜひ実践してみていただきたい!<文・写真/HBO編集部>