鬱病に発展することも!? 「スマホ老眼」の全貌と対策
2016.02.23
スマホの画面から視線を外したとき、視界がぼやける……。そんな経験はないだろうか? これは、スマホ画面を長時間見続け、目を酷使したことで起こるピント調節機能障害で、最近では「スマホ老眼」と呼ばれ、若い人たちの間で爆発的に増えているという。
しかしそもそも、スマホ老眼と老眼の違いは、何なのだろうか? スマホ老眼に関する素朴な疑問を、小社より『スマホ老眼は治る!』を上梓したみなとみらいアイクリニックの荒井宏幸医師にぶつけてみた。
ピントが合わないという点では同じだが、若者が老眼になるとは、なかなか考えにくい。そもそも、スマホ老眼とホンモノの老眼の違いはどこにあるのだろうか?
「スマホ老眼とホンモノの老眼は症状が似ています。でも、スマホ老眼は毛様体筋の疲労による一時的な不具合なので、100%治る。それに対してホンモノの老眼は、加齢とともに水晶体が薄くなり硬くなってしまったことによる調節機能障害のため、自力で治すことはできません。スマホ老眼とホンモノの老眼の違いは、治るか治らないか、です」
スマホ老眼もホンモノの老眼もピント調節機能障害という症状であるものの、スマホ老眼は治り、ホンモノの老眼は治らない。その鍵となるのが「水晶体」のようだ。
「目のピント合わせは、『毛様体筋』と『水晶体』によってコントロールされています。近くを見るときは、毛様体筋が緊張して水晶体を厚くし焦点を近くに合わせ、遠くを見るときは、毛様体筋がリラックスして水晶体を薄くし焦点を遠くに合わせる。ところが、水晶体は加齢とともにだんだん硬くなってしまうため、ホンモノの老眼は自力でピントを合わせられなくなるのです」
⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=83673
しかし荒井氏によると、スマホ老眼には厄介な点があるという。
「ホンモノの老眼は『老眼鏡で手軽に矯正』することができます。でも、スマホ老眼はそういうわけにはいかない。また、放置しておくと、頭痛・肩こり・全身の倦怠感につながり、さらにスマホへの依存性が高い場合には鬱病に発展することもあるのです」
では、スマホ老眼を予防・撃退するにはどうしたらよいのだろうか?
ホンモノの老眼とどう違う?
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