増えるヨーロッパからイスラエルへの移民。その理由は?

イスラエル国旗

photo by heathertruett on pixbay(CC0 PublicDomain)

 緊張が続く中東で、「イスラエルへの移民」が増えている。  2015年は世界から〈イスラエルを目指して移民者の数が3万人を越え、2014年の2万7500人を上回った〉という。移民者の中で一番多いのがフランスからの移民で、2015年は7900人、2014年は7200人がイスラエルに移住したという。  フランスに次いで、ウクライナから7000人、ロシアから6600人がそれぞれイスラエルに移住したという。(参照「United with israel」)。  元々フランスは米国に次いで2番目にユダヤ人の多い国である。フランスにはおよそ55万人のユダヤ人が住んでいる。しかし、最近のフランス経済は低迷にあり、またそれに反比例するように極右派が勢いをつけている。マリー・ル・ペンの国民戦線への支持が高まっているのはその象徴だ。彼らの間では他民族への排他意識が強まっており、その最初の標的にされるのが常にユダヤ人であるという。 〈「今日、(ユダヤ帽)キッパを被って地下鉄に乗ることなどは考えられなくなった」〉と発言したのはフランスのユダヤ協会会長のロジャー・クッカーマン氏である。(参照:「El Confidencial」)。  フランスからの移民を加速させた要因に、昨年の1月のシャルリー・エブドー襲撃事件と11月の同時多発テロ事件も影響しているという。  ウクライナは内戦と極度の経済低迷、そしてロシアも経済低迷が影響してこの2か国に住むユダヤ人のイスラエルへの移住が増加している要因だ。
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若年層中心の移住者はイスラエル側の思惑とも一致
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