SBI証券vs楽天証券――低価格ファンド販売戦争のゆくえ

短期的な乱高下相場に翻弄され、大損してしまう株&FX投資家が多いなか、着実に増やしているのがインデックス投資家だ。インデックス投資家とは、日経225やTOPIXなどの指数と連動するファンドを毎月積み立て購入していくだけの地道な手法。しかし、地味なだけに猿マネも簡単だ!資産形成を目指すなら、まずは堅実な投資法も学ぶべし!!

信託報酬を巡った低コスト競争が加速

 インデックス投資をするうえで、最も使い勝手のいい証券会社といえば、ファンドの種類も豊富なSBI証券だ。だが、そこに追随する形で、一般投資家を取り込むべく、低コストのファンドを取り扱い始めたのが、楽天証券である。
楽天証券

信託報酬が最安水準のDCファンドを一般向けに販売した楽天証券。低コストの流れは今後も続き、インデックス投資家には追い風となりそうだ

 ’15年9月に三井住友・DCファンドの一般向け販売を発表。信託報酬が同種類のファンドの約3分の1に設定するなど低コスト競争を仕掛けたのである。それを受けて、SBI証券はニッセイのインデックスファンドの信託報酬を大幅に引き下げると発表。まさにインデックスファンドの低価格競争が勃発したと言っても過言ではない状態なのである。  インデックス分散投資にとって、信託報酬の安さは購入するファンドを決めるのに重要な要素の一つ。それも含めて証券会社、購入するファンドは慎重に選びたい。 ― インデックス分散投資の究極奥義 ―
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会