【達人が教える投資の心得】インデックス派は暴落時にこそチャンスがある!
2016.02.12
短期的な乱高下相場に翻弄され、大損してしまう株&FX投資家が多いなか、着実に増やしているのがインデックス投資家だ。インデックス投資家とは、日経225やTOPIXなどの指数と連動するファンドを毎月積み立て購入していくだけの地道な手法。しかし、地味なだけに猿マネも簡単だ!資産形成を目指すなら、まずは堅実な投資法も学ぶべし!!
虫とり小僧氏:利益率[+80%]
「きっかけは10年前、上司に勧められた終身保険でした。結局、加入はしなかったのですが、将来に向けた資産形成は必要だと思ったんです」
そこで、初期投資200万円を注ぎ込んだのがインデックス投資だった。
「とりあえず、図書館にある投資信託に関する本は片っ端から読み漁りました。でも、最初はコストのことを考えず、基準価格の変動に敏感に反応して毎月のようにリバランスを行っていたため、失敗も多かったです」
そして’08年のリーマン・ショックでは積み立てていた資産が半減。だが、このとき、大きな勝負に出る。
「少しずつ積み立てていた資産が半分になったわけですから、焦りがなかったといえば嘘になります。でも、半世紀以上の大きな流れで平均株価の動きを見たとき、一時的に大きく下がってもその後必ず値は戻す。だから『これはチャンスだ!』と思ったんです。そこで、思い切って当時の年収分のお金をスポット投資したんです」
インデックス投資は、少額でも長期間積み立てることでリスク分散させる効果もある。スポット投資で若干のリスクが高まってしまうが、今や余裕で2倍以上。総資産も「年収の4倍超」まで増えたという。
「個別株と違って基準価格が再び上がったからといって、すぐ売り抜けるわけではありませんから。失敗しても仕方がないと思って注ぎ込めますよ。あとは、バランスよく自動積み立てしていくだけ。値動きをチェックするのが面倒くさいので、今も3か月に1回確認する程度。リバランスに至っては年1回しかイジりません」
彼のアセットアロケーションを見ると、相当緻密なバランス型に見える。株だけでなく、債券やREITなども細かく……細かすぎてワケがわからなくならないのか?
「昔は細かく購入していたんですが、今は違います。『eMAXISバランス(8資産均等型)』購入すれば、日本株、先進国株、新興国株、日本債券、先進国債券、新興国債券、日本REIT、海外REITの8資産に分散できます。これに先進国株と新興国株のを買い足せば十分ですよ」
虫とり小僧氏は、3つのファンドで上記の分散投資を実現している。
「インデックス投資は一生続けますよ。運用というよりは、資産の置き場として、世界分散投資しているという考え方。リスク資産:無リスク資産=1:1を守って、老後の年金の足しになればいいと思っています」
30代の虫とり小僧氏があと30年もインデックス投資で積み立て続ければ、資産は億近くになりそうだ。
【虫とり小僧氏のアセットアロケーション】
⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=81200
バランス型を志向しているだけあり、先進国株と新興国株は20%だが、日本株や債券など6資産に各10%投資
【虫とり小僧氏の出口戦略】
無リスク資産との比率は1:1。65歳まで積み立て資産倍増を狙う!
【虫とり小僧氏】
インデックス投資歴は約10年。資産は年収の4倍超。ハンドルネームの由来は、子供の頃に1日800匹以上のバッタを捕えた虫取りの名人だったから。ブログ『いつか子供に伝えたいお金の話』http://mushitori.blog.fc2.com/
― インデックス分散投資の究極奥義 ―
暴落時に年収分を投資。8資産分散でリスク低減!
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