【月商318万円】せどりで事業化した元サラリーマンが語る成功法則

今や副業の定番として人気を集める「転売・せどり」ビジネス。独自のノウハウをもとに毎月大きな利益を上げている転売長者たちに、みずから足繁く通っている仕入れ先、そして活用ツールを公開してもらった!

いつでもどこでも仕入れが可能!ジャンルにとらわれない電脳せどりとは?

しんしる氏

しんしる氏

 実店舗へは足を運ばず、ネットのみで転売商品の仕入れを行う「電脳せどり」と呼ばれるジャンル。この転売方法で最高月商318万円を誇る転売の達人、しんしる氏はその利点についてこう語る。 「実店舗にとらわれることなく、あらゆるジャンルの商品をいつでも、どこでも、フレキシブルに仕入れられるというのが大きなメリットです。私自身、転売するにあたって『この分野が得意です』というジャンルはありません。家電を仕入れることもあれば、お鍋やフライパンなどの調理器具、スポーツ用品や自転車の部品を仕入れることもあります。そこに需要があって、利益が出そうであれば何でも仕入れる、というスタンスですね」  そんなしんしる氏の仕入れ先のメインとなっているのが、楽天市場などの大手ショッピングサイト。そしてここまで紹介してきた人と同様、AmazonのFBAサービスを利用している。 「『ここならいつでも間違いなく安い!』という仕入れ先は正直ありません。毎日コツコツとリサーチを続けるのみですね。作業量は、毎日の仕入れ・リサーチに約3時間ほど。Amazonへの納品は3日に1度、だいたい2時間程度です。ただ、今はノウハウを教えた“仕入れ担当者”を雇い、分担して仕入れを行っているのでさらに作業時間は減っていると思います。Amazonへの納品も内職の方にお願いしていて、その方の家に一括して商品が届くようにしています」  分業制まで取り入れているとは驚きのひと言。相場リサーチには、今回取材した多くの転売長者たちも愛用していた「モノレート」を使っているという。ここまで聞く限り、別段変わった点もなく、その手法もシンプル。なにやらとても簡単そうに思えるが……? 「私も最初は転売ヤーのブログを見て『家で購入・出品を繰り返すだけなんて簡単じゃん』と安易な気持ちで始めたんです。でも、最初の月は10万円の仕入れ額に対して売り上げが5940円。ひどい赤字でした。仕入れから、値付け、販売、お金の資金繰りと、転売ってひとりで会社をやっているようなものなんですよ。『これは本気で取り組まなければ利益は出せない』と感じて、より細かい部分にも目を向けるようになりました」  そうして行い始めたのは、日々変動する相場に合わせての細かい価格調整。  商品を仕入れるべきか否かの市場リサーチもより慎重になったという。 「主婦の方やサラリーマンが副業で始めるにしても、『これはビジネスだ』という意識がないと、ライバルも増えている分なかなかまとまった利益を上げることは難しいと思います。逆に言うと、そこさえコツコツと積み重ねていける人であれば、転売でしっかり稼ぐことができるはずです」
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