暗号通貨間に発生する4%の価格差を抜く!

’14年のマウント・ゴックス事件でビットコインは終わった……などと思っている人も多いのでは? 実は今、暗号通貨のトレードで荒稼ぎしている人が増えている。その一攫千金術に迫った!

暗号通貨間に発生する4%の価格差を抜く!

「3か月ほど前からコツコツ買い進めていたBTCを一昨日の夜に売りました。平均買値が2万7000円ほど、決済したのが4万5000円前後だったので、100万円以上の利益ですかね」  そう言って、えびす顔を見せたのはIT系サラリーマンであり、投資家でもある東原氏(仮名)だ。 「BTCは200ドル以下にはいかないだろうという読みがありました。というのも、1BTCの採掘にかかるコストが200ドルと言われ、それ以下の下落は考えにくいから。9月には200ドル割れを試す場面もありましたが、底堅く反転していきましたし」  200ドルを割らない前提で少しずつ買っていくのもよさそう。しかし、東原氏にとって今回のトレードはボーナス。その本領は「暗号通貨アービトラージ(裁定取引)」にある。 「BTCは株のように1つの取引所だけで売買されているわけではなく、世界に無数の取引所があり、それぞれの取引所によって、同じBTCでも価格に違いがあるんです」  日本の取引所を見ても、数十円の差ならば恒常的に発生している。 「こうしたサヤはドル、ユーロ、円といった為替を介したり、あるいは他の暗号通貨を絡ませることで、より大きくなります。それを狙うのが暗号通貨アービトラージです」  東原氏が狙うのは2つの暗号通貨を絡ませたアービトラージだ。 「使うのはリップル(XRP)です。ビットコインは暗号通貨のなかの“基軸通貨”と言われるほどのトップ通貨ですが、時価総額で見て二番手に位置するのがXRP。日本にも取引所があって、出来高もそこそこある。このXRPとBTCのサヤを狙うんです」  XRPの場合、「ゲートウェイ」と呼ばれる専門の取引所を利用することになる。日本だと「エクスチェンジ東京」と「東京JPY発行所」の2つのゲートウェイが比較的知られている。 「ここから話がややこしくなるんで、よく聞いてくださいね。まず、XRP/円の価格がありますよね。ゲートウェイでの取引価格が、1XRP=0,52円だったとします。でも、円をBTCに替え、BTCをXRPに交換して、円をXRPに替えることもできます」  直近のレートに当てはめて、1BTCを3万9000円で買ったとしよう。次にこのBTCをXRPに替える。「BTC/XRP」という通貨ペアだ。円をBTCに替えた直後のレートは、1BTC=7万7100XRP。1XRPあたり0.5円で買えた計算になる(3万9000÷7万7100)。 「BTCをかませた合成レートのXRP価格は0.5円ですが、ゲートウェイのXRP/円のレートは0,52円。ここに4%のサヤがありますよね。このサヤを狙っていくのが僕のやり方」

2、3%のサヤなら抜けるチャンスは多い

 サヤがあれば抜くだけ。安く買って、高く売ればいいのだ。 「BTCを挟んだ合成レートのほうが安いことがほとんどです。これで安く買ったXRPを、エクスチェンジ東京などXRP専門の取引所で高く売るんです。それだけで取引手数料を差し引いても2、3%のサヤが抜けます。4、5%のサヤが発生することもありますから、月で60%もの利ザヤを稼げることもあります」  このやり方を実践するには円をBTCに交換できる取引所と、XRPを円に戻す取引所、最低でも2つの取引所が必要となる。 「円をBTCに替えるのは、その時々で最も安く取引所を選択すればいい。このとき、出金にかかる手数料もチェックすること。少額投資だと、この手数料が大きなコストになるためです。BTCからXRPへの両替は、手間がかからない『BTC2Ripple』を使っています。BTCを送金すると、XRPに両替できるサービスです」  利幅は少ないが高勝率な暗号通貨間アービトラージ。リスクはないのか。 「リスクは流動性。大きな量で取引しようとすると取引所の板が薄く、不利な価格でしか約定しないことがあります。板の厚みには要注意ですね」  BTCを安く買うコツもある。 「Krakenでは50BTC以上だと割安に買える『ダーク・プール』のサービスがある。資金に余裕がある人なら、BTCを大量に仕込んでおくのもアリ。私もたまに利用しています」  初心者だと頭が混乱してしまうアービトラージだが、試してみる価値は大いにありそうだ。

暗号通貨サヤ取り錬金術

◎STEP1 ビットコイン/円、ビットコイン/リップルのレートをチェック リップルと円の間にビットコインをかませたリップル/円の合成レートを計算する。1BTC=3万9000円、1BTC=7万7100XRPだったら割り算して1XRP=0.52円となる ◎STEP2
BTC大量買いはKrakenを利用

BTC大量買いはKrakenを利用 ビットコインの価格は日本の取引所ですぐ見られる。取引所による価格の違いにも気をつけてなるべく安く買えるようにする。上の画像は東原氏が利用するというKrakenの取引画面

リップル/円のレートをチェック エクスチェンジ東京や東京JPY取引所など、XRPのゲートウェイに口座を開いておき、XRP/円のレートをチェック。STEP1で計算した合成レートと比べてサヤを見る ◎STEP3
BTC→XRPは「btc2ripple」を

BTC→XRPは「btc2ripple」を ビットコインからリップルへの交換は「btc2ripple」で。アカウントを作ってビットコインウォレットへ送金すると、リップルに両替でき、登録したリップルウォレットへと送り返されてくる

安い取引所で買って高い取引所で売る STEP1と2のレートに3、4%のサヤがあったらチャンス。たいていは合成レートのほうが安いのでXRPを購入。買ったXRPをゲートウェイで売却して円に戻せば完了 ★繰り返せば投資額の3~4%が利益に! 【東原氏(仮名)】 https://exchangetokyo.com/ 株のデイトレで稼いたこともあるが暗号通貨に魅了されBTCトレーダーへ転向。暗号通貨による利益は数百万円。上の画像は東原氏お勧めのゲートウェイ ― ビットコインで一攫千金を狙え ―
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