急上昇のビットコインが1か月で2倍!さらなる上昇期待も

’14年のマウント・ゴックス事件でビットコインは終わった……などと思っている人も多いのでは? 実は今、暗号通貨のトレードで荒稼ぎしている人が増えている。その一攫千金術に迫った!

1か月で2倍の急上昇!来年にはさらなる上昇期待も

 ビットコイン(BTC)が急騰中だ。10月には1BTC=200ドル台前半で推移していたにもかかわらず、11月初旬には500ドルを突破。年始に300ドルを割り込んで以降、200ドル台での推移が続いていたが、昨年末になって多くの“ビットコイナー”に一足早くボーナスが舞い込んだようなのだ。

11月に急騰したビットコイン

ビットコイン市場でも中国人の爆買いが起きたのか10月の200ドル台から11月には500ドルへ急騰。年初来高値を更新

「上昇の要因はBTCを最も活発に取引している中国。8月のチャイナショック前後から中国政府は人民元切り下げなど、通貨安政策を強化しています。自国通貨安を嫌った中国人がBTC買いに走ったのだと思います」

 そう解説するのは暗号通貨の解説書『ヤバイお金』(小社刊)の著書を持つ金融ライターの高城泰氏。中国人によるBTC買いは、当局による規制の影響もあるという。

「中国政府は資本流出を防止するため、中国人用のデビットカードとして知られる銀聯カードの規制を強化したんです。その結果、中国国外で現金を引き出す場合の上限額は1日1万元(約19万円)から1年10万元(約190万円)へと大幅に引き下げられました。海外で爆買いしたい中国人が資産を外へ持ち出す手段として、BTCを選んでも不思議ではない」

200ドルが超強力なサポートとなる理由

 とはいえ、BTC価格は11月初旬に高値をつけてから調整中だ。まだ上がる余地はあるのか?

「BTCは購入する以外にも『マイニング』(採掘)という方法で入手可能です。マイニングとはAさんからBさんへBTCを受け渡す際に発生する承認作業を“手伝う”こと。BTCは偽造されないように、この承認作業に膨大な計算を課す。この計算を手伝うことで、マイナーは一定のBTCを手にすることができるのです。ただ、マイニングにもコストがかかります。計算作業をやらせるPCの電気代や設備費などです。これらのコストが1BTCあたり200ドル。つまり、200ドルはBTCの原価とも言えるのです。だから、よほどのことがない限り、200ドルは割らないと見られています」

 週足ベースで見るとBTCが注目されだした’13年後半以降、終値が200ドルを割ったことはない。「200ドルを割ったら損切り」と割りきって、下がったら買っていくのもよさそうだ。では今後の値動きは?

「今年半ば、BTCにとって二度目の『半減期』が訪れます。ビットコインの発行量は上限2100万枚。上限に向かって徐々に発行ペースが逓減するよう設計されています。発行ペースを操作する手段の1つとして約4年に一度、マイニング報酬が半減するんです。供給が絞られ、またビットコインの希少性が改めて着目されれば価格上昇が期待できます。前回’12年の半減期では半年かけて10ドル台から200ドルへ駆け上がりました」

 注目イベントの半減期で再びの急騰が期待できるかも。

「BTCのイメージダウンになった’14年のマウント・ゴックス事件(大手取引所によるBTC大量消失事件)の捜査も終結し、金融庁はビットコイン関連の法案づくりに着手しています。三菱東京UFJFGは、BTCの根幹技術『ブロックチェーン』を応用するベンチャー企業『R3』との提携を決めました。ゴールドマン・サックスやシティグループなど世界の大手金融機関も軒並みR3との提携を決めています。国内を見ても、世界を見てもBTCへの追い風は強まっています」

世界中で使えるビットコインの仕組み

世界中で使えるビットコインの仕組み ビットコインは国内外の取引所のほかにも利用者から譲ってもらったり、「マイニング」によって得ることが可能。また、近年は専用ATMの設置なども進んでいる

 それとともに取引環境も整備されてきている。

「以前は『現物を買うのみ』という取引所がほとんどでしたが、最近では信用取引のように売りから入ったり、レバレッジをかけたりできる。FXのようにBTCをトレードできる」

 ただし、まだまだBTCトレーダーは少ないという。

「そのため、BTC市場には隙が多い。誤発注や取引所間や他の暗号通貨との価格の違いなど、発見すれば確実に勝てるような隙があるんです。しかも、機関投資家はいないし、専業トレーダーもほとんどいないから、その隙を突こうとする人も少ない。BTC市場には先行者利得が存在しているんです」

 11月の急騰で再び脚光を浴びつつあるBTC。一攫千金を狙うなら、いち早い参入が吉だ!

国内ビットコイン取引所一覧

◎BTCBOX

BTCBOX取引手数料:0%
信用取引:最大レバ3倍
取扱通貨:BTC/円、ライトコイン/円、ドージコイン/円
先物取引:なし
金利:空売り時に0.1%/日の支払い

最大手クラス。9月から空売り可能な信用取引を開始。暗号通貨のオピニオンリーダーである大石哲之氏が顧問に就任

◎ビットバンクトレード

ビットバンクトレード取引手数料:現物は0%、FXは0.1%
信用取引:最大レバ20倍
取扱通貨:BTC/ドル
先物取引:あり
金利:なし

中国を拠点とするグローバルな大手取引所である「OKコイン」と提携。最大レバレッジ20倍まで可能でチャート、ツールも充実。いち早く、先物取引を導入

◎bitFlyer

bitFlyer取引手数料:0%
信用取引:最大レバ5倍
取扱通貨:BTC/円
先物取引:なし
金利:売り買いともに0.04%/日の支払い

11月より最大5倍のレバレッジ取引が可能に。三菱UFJキャピタルなど複数のベンチャーキャピタルから出資を受けている取引所。創業者はゴールドマン出身

◎Kraken

Kraken取引手数料:0~0.26%
信用取引:最大レバ5倍
取扱通貨:BTC、エセリウム、リップル、ネームコインほか
先物取引:なし
金利:売り買いともに4時間ごとに0.01%

ユーロ建てビットコイン取引で世界最大手が日本進出。取り扱い通貨多数。マウント・ゴックスの破産処理も支援中

◎Zaif

Zaif取引手数料:-0.1%
信用取引:最大レバ1倍
取扱通貨:BTC/円、モナコイン/円、モナコイン/BTC
先物取引:なし
金利:現在は0%

12月から信用取引を開始。2ちゃん発の暗号通貨「モナコイン」を扱う。いち早くマイナスの取引手数料を取り入れるなどのアイディアでユーザー数を着実に伸ばしている

◎coincheck

coincheck取引手数料:-0.05%~
信用取引:最大レバ3~5倍
取扱通貨:BTC/円
先物取引:なし
金利:空売り時に0.05%/日の支払い

クレジットカードによる購入が可能。トレーダー向け取引ツールも提供。あるトレーダー曰く「入金、出金処理の速さはピカイチ」。店舗へのビットコイン決済導入支援も行なう

◎Quoin

Quoin取引手数料:0%~
信用取引:最大レバ25倍
取扱通貨:BTC/円、米ドル、ユーロ、香港ドルほか
先物取引:あり
金利:BTCを貸し出せば0.018~0.027%/日

シンガポール発祥の取引所。最大25倍のレバレッジ、先物取引、貸出サービス、高機能チャートなども提供する

【高城泰氏】
早稲田大学政治経済学部卒業後、ライターに。株、FXはもとより先物、オプション、暗号通貨などあらゆる金融商品に精通。『週刊SPA!』『ダイヤモンドZAi』などの雑誌、書籍を中心に活躍中

― ビットコインで一攫千金を狙え ―


ヤバイお金

昨年1年間で100倍に爆騰し、一躍“時の通貨"となったビットコイン。 今年2月には大手取引所がハッキング被害で500億円相当のビットコインを紛失して倒産したことから、大暴落。すでに“通貨"の域を超え、資産や権利を承認するシステムなどへの応用が進む暗号通貨の仕組みとその影響などを、わかりやすく解き明かす。

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