松川佑依子の株講座-女子目線だから有望銘柄を発見できる!

女子目線でマーケットを読めば、新たな鉱脈が発見できた!株に必要なのって女子力だった!’15年、映画でも大ブレイクしたタレントの松川佑依子さんって、実は株のプロでもある。女子目線を活かしたその手法に学ぶべし

男では気がつかない視点でこれから上がる銘柄を予想

「年末から来年にかけての株式市場も面白そうですよね。IoTやスマホ関連はまだまだ盛り上がりそうだし、ロボット関連の有力企業なら『バフェット式』で10年保有できそうだし!」

タレント 松川佑依子

 と話し始めたのは、タレントの松川佑依子さん。今年は映画『テラスハウスクロージング・ドア』のヒロインも務め大ブレイクを果たした彼女だが、じつは現役OLでもある。しかも勤め先は――。 「運用会社なんです。私は、株を取引するようになって3年目。最初はド素人だったんですけど、いろいろと勉強してコツを掴んだので、いちおう毎年利益は出しています。今年の年利は33%という成績でした!」  美貌に男性を魅了するスタイル、さらには株の才能まで! 天は松川さんに何物も与えるつもりなのか。 「別に才能があるわけじゃなくって、投資の世界って基本、男性社会ですよね。でも、女子目線で見ると有望な銘柄を先に発見できたりするんです。たとえば資生堂の新作、男子はまったく理解できないですよね。でも、商品がヒットして資生堂が儲かれば株価は上がります。女子だったら『新作いい感じだから、資生堂上がるかも』って、そんな銘柄の探し方ができるんです」  これって実は、新しいやり方かも?女性の株式評論家はいるけど、失礼ながら「女子」っていうイメージじゃなかったりもする……。松川さんのような女子力の高さ、投資の世界でも強い武器になるはずだ。 「会社でも、『あのアパレルの新ブランドってどう思う?』みたいなことを質問されたりもするんです。男性だと気がつかないような銘柄も先回りして気がつける――それが私の強みかなって。今年だったら花王とか。私、ドラッグストアによく行くんですけど、そこで花王の製品がよく売れてたんですよね。買っているのは中国人。四季報とかを見てもいい感じだったので、これ、いける!って思って買ったんです」

利益確定は欲張らずプラス10%が目安です

 その結果はいかに? 「316円で買って売ったのが348円。10%くらい儲かりました。でも正直、去年とかと比べると今年はちょっと厳しかったかな。日経平均は2万円に乗りましたけど、8月にチャイナショックがありましたから。私、今までは損切りってほとんどしたことがなかったんですけど、チャイナショック後とかで何度か損切りさせられて……」  利益確定や損切りのルール、決めているのだろうか。 「利益確定は買ってからプラス10%が目安。あんまり欲張らないんです。損切りは明確に決めているわけではないんですけど、買ってから5%下がったら一度見直すようにしています。あとは時間。買ってから1か月も2か月もヨコヨコが続くようだったら、タイミングを間違えているかもしれないので決済したりします」  では今後の相場、松川さんはどうイメージしているのだろうか。 「日経平均は2万円に乗せてからチャイナショックで1万7000円台に叩き落とされて。だけど、下落の流れを変えてくれたのが、日本郵政グループ3社の上場。新しいお金が株式市場に入ってきています」  じゃあ、2016年はアゲアゲな方向に持っていけそう? 「う~ん。このまま一本調子に上がっていくのではなくて、2万円に乗せてから、アメリカの要因でまた下げるのかなーってイメージしています。ダウ平均が下がりそうなんですよね。私、米国株も取引しているんですけど、アメリカは利上げするだろうし、利上げって株下げの要因。ダウが一度下がるのかなと。ダウが下がったら、日経平均も危ないですから」  その落ちたところって買い場かも。 「3月は株主優待があるし、女子目線で見たときに上がりそうなのに注目されていない銘柄ってけっこうたくさんあるんです」 【日経平均は「戻して・落ちる」】 8月のチャイナショックで1万7000円台まで下落した日経平均だが、2万円台へ一度戻してから、もう一度下げがある、というのが松川さんの描いているイメージ 【米国株の下落を警戒!】 松川さんが気にしているのはアメリカのダウ平均。チャイナショックで節目となる1万7000ドルを割って回復基調にあるものの、もう一段の下落を警戒する 【松川佑依子】 まつかわゆいこ●’90年茨城県生まれ。運用会社で働くOLながら映画『テラスハウスクロージング・ドア』の大ヒットで一躍有名に。昨年、投資初心者向け書籍を刊行したが、より深く解説する書籍も準備中。http://ameblo.jp/matsukawa-yuiko/ ― 松川佑依子が教える 先読み[OL投資術] ―
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