空いたスペースに重ねて設置して数を増やせば高額の収入もゲットできる。
サラリーマンが最初に始める副業として根強い人気を誇るのが「カプセルトイ投資」。カプセルトイと聞くと、ピンとこない方もいるかもしれないが、いわゆる「ガチャガチャ」である。
具体的には、すでにある店舗の空きスペースにガチャガチャを設置、商品を販売して利益を得る副業だ。商品の補充さえ自分で行えば、寝ている間もお金を自動で稼いでくれる。今回は、数百台以上のガチャガチャを所有して「カプセルトイ投資」を実践するガラポン氏にその魅力とノウハウを聞いてみた。
「この投資のメリットは、機械を置く場所さえあればすぐ始められること。商品の補充なども自分の自由な時間帯でできて、ほぼ何もしなくてもガチャガチャが稼いでくれます。副業初心者には向いてますね」
⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=71623
始め方は簡単。「商品」「機械」「置き場所」さえあればできる。商品は個人にも卸値価格で販売してくれる専門店から、ネットで仕入れる。値段は、袋売りでだいたい卸値の70%。ガチャガチャ本体に目一杯商品を補充しても、1万5000円前後という安さだ。ちなみに、現在の人気ジャンルは懐かしのアニメなどのリバイバル系商品や、動物系なら猫キャラ。子どもだけでなく、大人も大量に買っていくものも、おすすめだという。
ガチャガチャの販売機は中古であれば1台4500円、新品でも約3万円で購入が可能。つまり、初期費用は高く見積もっても4万5000円前後で始めることができる。さらに、販売額に対し仕入れ値が50~60%、設置店への支払いが10~20%、残りの20~40%ほどが利益となる。設置場所や商品にもよるが、1台で月20万円稼ぐ人もいるという。
では、売上に大きく左右する良い設置場所の特徴とは?
「スーパー銭湯や観光スポットのエレベーター前などがおすすめですね」とガラポン氏は語る。その特徴は「目立つ」「お客さんが長時間滞在する」「通行量が多い」「衝動買いする雰囲気がある」場所。観光スポットは旅行などでお金を使う人が多いことからご当地物の商品でなくても、売上は見込めるという。
しかし、当然リスクもある。それは在庫を抱えること。仕入れ原価を下げるために大量に仕入れることは大切だが、在庫を抱えないように、「設置場所の売れ行きをチェックしながら入荷」したり、「サイクルが早い戦隊モノなどのジャンルを仕入れない」などリスクヘッジをすることが成功のカギとなる。
とはいえ、初期投資が安い上に手間もかからず、リスクも低い「カプセルトイ投資」はサラリーマンが最初に始める副業として最適だと言えよう。
<文・図版/戸田要一>
【ガラポン氏】
名前の由来は「がらがらぽん」くじ引きをするときの擬音から。ガチャガチャをいろいろな場所に設置している投資家。
ガラポンの投資日記
http://capsulevendor.jp