LINEやFacebookで「仕事関係とは繋がりたくない」男女に隔たり
2015.11.27
LINEやFBなどに登録しているビジネスパーソンも少なくないはず。果たして、日常生活に浸透したこれらのサービスを、ビジネスパーソンはどのような意識で接しているのか?
ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリーが、約400名を対象に、コミュニケーションツールに関する意識調査を行い、その結果を発表した。同調査によれば、そうしたコミュニケーションツールはあくまでもプライベート専用で、ビジネスパートナーと繋がることには抵抗があると答えたという。
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「仕事上のつながりがある人と、LINEやFacebookで繋がることに抵抗がありますか」という質問に対し、全体の43.4%の人が「抵抗がある」と回答している。
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男女別で見ると、女性は特にその傾向が強く、過半数の51.2%の人が「抵抗がある」と回答している。
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「仕事のやりとりにLINEやFacebookなどのSNSを使うことに抵抗がありますか」という質問に対し、全体の半数近くにあたる42.4%の人が「抵抗がある」と回答している。
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LINEやFacebookの仕事での利用に抵抗を感じている割合は、会社員が40.1%なのに対して、フリーランスは43.1%と、会社員を上回る結果になった。メールなどオフィシャルなオンラインコミュニケーションツールを利用することが多い会社員だけでなく、カジュアルなコミュニケーションを行うイメージの強いフリーランスもまた抵抗を感じているようだ。
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「仕事のやりとりにLINEやFacebookなどのSNSを使うことに抵抗がありますか」という質問に対して、「とても抵抗がある」「やや抵抗がある」と回答した169名に対して、「抵抗があると回答した理由は何故ですか」 と質問したところ、61.9%の人が「LINEやFacebookはプライベートな利用がメインだから」と回答した。
ただ、こうした結果が出たのとは裏腹に、社外を巻き込んだプロジェクトを成功させるために重要な項目としては、「4割の人がプロジェクト成功の秘訣は『価値観や考え方の相互理解』にある」と回答したというのも興味深い。
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最後に「パートナーやクライアントなど、社外の人を巻き込んだプロジェクトを成功させるためには、何が重要だと思いますか」という質問に対し、41.6%の人が「価値観や考え方の相互理解」、33.9%の人が「密な報告、連絡、相談」と回答した。
お互いの距離を縮め、理解し合うためには、非常に有効なツールに感じられるLINEやFacebookだが、あくまでもそうしたサービスはプライベート専用と割りきっているというのが実際のところ。社外プロジェクトの成功などを目指すには、そうしたプライベート専用ツールとはまた違ったところで、価値観や考え方の相互理解や密な報告・連絡・相談というニーズを満たすコミュニケーションツールの活用が鍵を握る……ということなのかもしれない。<文/HBO編集部 図版/ウォンテッドリー>
半数近くの人がビジネスパートナーとLINEやFacebookで繋がることに抵抗を感じている
女性は男性よりも抵抗を感じる傾向がある
4割の人が仕事のやりとりにおいてLINEやFacebookの利用に抵抗を感じている
会社員よりもフリーランスの方がLINEやFacebookを仕事で利用することに抵抗を感じている
6割の人がLINEやFacebookはプライベート専用のツールと回答
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