祭り好きの日本。社内イベントが盛り上がる企業はどこ?
2015.11.01
今年もハロウィンで盛り上がった日本。昔からの祭りは“一見さんお断り”な雰囲気があるが、こういったオープンな祭りは、一般人でも足を踏み入れやすいのだろう。
そんな世の中の空気を察してかどうか、最近は会社でも“お祭り気分に浸れる”イベントが盛んに行われるようになった。毎年3000人が参加するという自動車部品メーカー「デンソー」の運動会や、電気設備資材などを製造する「未来工業」の総額2億円の社員旅行などの話は、聞いたことがある人も多いことだろう。
では、このような社内イベントが一番盛んな業界や企業はどこなのだろうか? 祭り好きな日本人なら誰もが気になるこの結果を、転職の口コミサイトを展開している「転職会議」がそのランキング形式で発表している。
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まず、業界部門1位に選ばれたのがマスコミ&広告だ。この結果は、当然といえば当然である。が、2位には電気、ガス、水道といったジャンルで分けたエネルギー業界が入っている。公務員に近いイメージのある業界だけに、これはちょっと意外だ。そして以下が、エネルギー業界に勤める人からの口コミだ。
「うちの会社は、組合主催の社内旅行やイベントが年2〜3回破格の値段で行われている。バスを貸切り、都内の公共施設を訪れ、その後バーベキューが3000円程度で楽しめます」
「事業所単位や支店単位でスポ-ツ部などがあり、大会への出場で地域との交流や社内大会など社内交流も盛ん」
一方で、こんな声もある。
「社内イベントや飲み会が平日、休日を問わず非常に多いため、プライベートを充実させている人は正直多くはない」
楽しいお祭りも、それが半ば強制になってしまうと、辛い面もあるようだ。
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そして、企業部門1位に選ばれたのが、2014年は過去最高の1兆5265億円の売上高を記録した電子機器メーカーの京セラだ。
「社内イベントが盛ん。4月の創立記念式典に始まり、スポーツ大会、夏祭り、運動会など。基本みんな全力投球。学生時代に戻ったようで楽しい」
「家族を大事にするアットホームな会社。イベントなども多く、こういったことが好きな人には良い会社だと思う」
という声が寄せられている。今後、ソーラー事業が足かせになるのではないかと心配されているが、社員は会社生活を満喫できているようだ。
2位と3位に選ばれたのが、ネットリサーチ会社のマクロミルとモバイルコンテンツ会社のエムティーアイ。どちらも会社も社歴こそ短いが、京セラ同様アットホームな会社のようだ。
・株式会社マクロミル
「特に印象的だったのは、クオーターごとのキックオフイベントで、運営委員会は、ボランティアで参加し、みな知恵をしぼって、かなりおもしろいイベントになっていました」
「社員総会的なイベントで語る内容は、壮大かつ熱い内容で感動する」
・株式会社エムティーアイ
「モチベーション向上のため、会社主催のイベントが毎月実施され、上位階層や他部署との交流が図れる」
「社内イベントとして、夏祭りが企画され、家族なども参加できるなどアットホームな企業だと思います」
サラリーマン人生は長い。必ずしも、給与や労働時間だけが“会社の良さ”に繋がるわけではないのかもしれない。<文/HBO編集部 資料/転職会議>
イベントが盛んな業界1位はマスコミ&広告。エネルギー業界も検討
イベントが盛んな企業1位は電子機器で有名なあの会社
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