「Tポイント」vs「Ponta」vs「楽天スーパーポイント」 どれが一番得?
2015.09.11
その種類は星の数ほどあるが、最もお得なクレジットカードはいったいどれなのか。調べてみようと雑誌やネットのクレカ特集を見ても、やたら文字が小さくていまいちよくわからない。そんな人のために、難解すぎるクレカ特集をぎゅっと凝縮。
コンビニなどでよく利用するTポイントやPontaなどの共通ポイント。現在は「Tポイント」「Ponta」「楽天スーパーポイント」の三つ巴が続いているが、一体どれが一番お得なのか?ポイ探・菊地崇仁氏は次のように解説する。
「少し以前までは、最も使い勝手の良いのはTポイントでした。ファミリーマートやTSUTAYAなど、実店舗でとにかく使える場所が多いのです。ただ、昨年にステージ制を導入することで、ヘビーユーザー以外は100円=1ポイントから、200円=1ポイントに改悪されてしまいました」
また、ソフトバンクやファミリーマートなど、提携先が独自のクレカを発行していることも、利用者にとっては逆効果となるリスクもあるという。
「選択肢が多い分、利用者にとってはどれを選べばいいのかわかりづらくなっているのがデメリット。還元率でみると『Yahoo!JAPANカード』が魅力ですが、そのことをきちんと把握しているユーザーは多くないと思います」(菊地氏)
一方で、存在感が増しているのが楽天スーパーポイントだ。
「ポテンシャルを含めた総合力ではナンバーワンだと思います。楽天グループの個人商店的なショップも含めると、加盟店の多さはダントツ。クレカも楽天カード一択で、ユーザーは迷わず利用しやすい」(菊地氏)
また、TポイントやPontaは、ネット通販で獲得したキャンペーンポイントは実店舗で利用できないこともあるが、楽天は実店舗でもキャンペーンポイントをシームレスに利用できる。
「今後楽天スーパーポイントによる決済機能が楽天カードに搭載されれば、使い勝手はさらに向上する」(菊地氏)
将来性も含めて、今最もお得なのは楽天スーパーポイントといえそうだ。
【Tポイント】ワイジェイカード Yahoo!JAPANカード
年会費:無料
通常還元率:1%
ポイント名:Tポイント
主な交換ポイント:ANAマイル
◆Yahoo!ショッピングで買い物額の3%還元
4月から「Yahoo!ショッピング」での買い物は還元率が2→3%にアップし、よりお得に。「Tカード機能もあり、Tカード加盟店では提示&決済で2度Tポイントを貯めることができるのも魅力」(菊地氏)。JCBブランドなら、セブン-イレブンで使えるnanacoへのチャージで1%還元があるのもメリット。
【楽天スーパーポイント】楽天カード
年会費:無料
通常還元率:1%
ポイント名:楽天スーパーポイント
主な交換ポイント:楽天Edy
◆年会費完全無料 楽天ユーザーならこれ一択
一枚で楽天スーパーポイントを貯めて決済も済ませるなら、Rポイントカードではなくこちらを。還元率は1%で年会費は無料と基本スペックは高い。「楽天はキャンペーン利用がポイント獲得のコツ。楽天市場で土曜日に開催される楽天カード感謝デーはポイント3倍なので、ぜひ活用したい」(『Card Wave』編集長・岩崎純氏)。
【Pontaポイント】JCB リクルートカードプラス
年会費:初年度無料。2年目以降は2000円
通常還元率:2%
ポイント名:リクルートポイント
主な交換ポイント:Ponta
◆貯まったポイントはPontaポイントと等価交換
リクルートポイントが、Pontaポイントと等価交換できるようになり魅力が大幅アップ。通常の還元率は2%と非常に高還元。年会費は2000円かかるが、単純計算で年間10万円以上利用するなら元は取れる。「これもJCBブランドならnanacoチャージではポイント還元があるのが魅力」(菊地氏)
【菊地崇仁氏】
ポイント交換案内サービス『ポイ探』代表。クレジットカードやポイントの豊富な知識を活かし、多数のメディアで活躍。
【岩崎 純氏】
カードビジネス総合情報誌『Card Wave』編集長。数多くの取材データをもとに、現状のクレジットカードについて精通。
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