投資デビューしたい…ギャンブラー気質の人はこの株を買え!

 株で儲けた人々の武勇伝が漏れ聞こえてくる一方で、「インフレに備えよ」「円安時代に備えて外貨建て資産を持とう」といったメッセージも頻繁に聞かれる。そろそろ「自分も何か投資を始めないと、周囲から取り残されてしまうのではないか……!?」という焦りを感じ始めた人も多いのではないだろうか。  とはいえ、世の中にはあまりにも多くの金融商品が溢れている。一体、何を買えばいいのか……とお悩みの皆さんに代わって、ここではマネーのプロたちに意見を求めた。ぜひ、投資デビューの一助としてもらいたい。

爆騰期待商品を買うならコレ!

金融商品04-01

昨年10〜12月期決算では、過去最高である293億3000万ドルの売上高を記録したAmazon.com

〈当てはまる人は必読!〉 ■ ギャンブラー気質だ ■ 余裕資金がある ■ ドカンと儲けたい  やはり投資の醍醐味といえば、一発ドカンと増やすこと。余裕資金があるなら「全額溶かしても後悔しない!」くらいの男気を見せて勝負に出たいものだ。となると、やはり「株」一択になる。 「大化けが期待できるのは、やはりベンチャー企業。昨年も『HAL』のサイバーダインが上場して話題になりましたが、これからの10年間、なんといっても最大のテーマはロボットと人工知能でしょう」(加谷氏)  もっとも「ベンチャー」の類にはなかなか手が出しにくいのも事実。かの賢人、ウォーレン・バフェットも「わからない分野の株は買うな」って言ってるし……。 「ベンチャーも考えようで、例えばアマゾンなんて、もうこれ以上儲からないんじゃないかという気がしますよね。でも、アマゾンの売り上げってまだ数十年前のウォルマートくらいの規模しかない。ウォルマートが当時の数兆円から今の50兆円になったのなら、アマゾンだってそれくらい伸びてもおかしくないはず。ど真ん中のベンチャーじゃなくても“歴史的に見ればまだベンチャー”というポジションにある、おなじみの企業を狙ってみるのは面白いのでは」(同)  一方、お宝銘柄を掘り当てる名人、www9945氏がアツい視線を注ぐのは「香港のとばっちり株」。 「中国では習近平国家主席が『倹約令』に力を入れており、香港の高級レストランや高級車、ジュエリー、カジノなどの売り上げが急減中。そのとばっちりを受けて“連れ下げ”しているのが『ダイナムジャパン』。日本のパチンコホール運営大手ですが、日本の株式市場に上場できないから香港市場に上場しているだけで、倹約令にはなんの関係もない。それが、カジノ関連急落の余波で、約1年で半値以下に……。PER7・2倍、配当利回り6・9%とくれば、お買い得としかいいようがありません」 金融商品04-01 最後に「『国家破綻』が騒がれた国の債券」という飛び道具を推奨するのは、FX湘南投資グループ代表の野村雅道氏。 「私がギリシャ債務危機の際に購入した国債は、いま2倍以上になっています。デフォルト、国家崩壊と騒ぐのは簡単だけど、今はIMFなりEUなりがよってたかって救済してくれるから、債券の償還スケジュールの変更はあっても、そう簡単に価値がゼロになるようなことはない。大手の対面証券の窓口で聞けば個人でも購入できますよ」

厳選5商品

「Amazon.com」 NASDAQ・AMZN 515.780米ドル 説明不要の人気企業だが、恐るべきことにまだまだ伸びしろはある。動画配信サービスの開始、無人配達サービスへの挑戦など、新材料には事欠かない 「トレンドマイクロ」 東証1部・4,560.000円 「サイバーテロの危機下でAndroidタブレットの無防備さが問題に。誰かが騒ぎ出した途端、『ウイルスバスター』のモバイル版が激売れしそう」(櫻井氏) 「ダイナムジャパン」 HKT・06889 10.060香港ドル 「倹約令のとばっちり銘柄としては、庶民向けに宝くじを売っている『御泰中彩(レックスロット)』もPER5.9倍、配当利回り5.8%でお買い得」(www9945氏) 「フリークアウト」 マザーズ・6094 1678円 「全国のネットユーザーの行動を瞬間的に把握し、どの広告を表示するか、人工知能同士のバトルで1秒に20万回もの競りを行うシステムを開発」(櫻井氏) 「Lending Club」 NYSE・LC 12.74米ドル 「お金を貸す人と借りる人を結びつけるオンライン市場を提供。クレジットカードローンの利用者が、より安い金利を求めて押し寄せれば大化けか」(加谷氏) 【加谷珪一氏】 専門分野は金融、経済、ビジネスほか。億単位の資産を運用する個人投資家でもある。著書に『お金は歴史で儲けなさい【櫻井英明氏】 ストックウェザー『兜町カタリスト』編集長。投資アドバイザー。著書に『REITなら、ほったらかしでもやっぱり儲かる!【野村雅道氏】 FX湘南投資グループ代表。中京大学講師。著書に『野村式「ID為替」プロが教えるFXトレード超投資法【www9945氏】 21年間勤めた会社を昨年退社し、晴れて専業投資家に。著書に『年収300万円、掃除夫の僕が1億円貯めた方法』 ― 今、買うべきマル得金融商品 ―
ハッシュタグ
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会