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7月24日、IT 業界に関わるマーケティング調査などを行うBCNがデジタル家電の実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、主要な120のカテゴリ(ハードウェア97、ソフトウェア33)について、2015年上半期に最も販売数量が多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。
同調査によれば、2015年上半期は昨年4月の消費税増税やWindowsXPのサポート終了に伴う駆け込み購入の反動減によりデジタル家電市場は全体的に低調で、上半期の販売台数前年同期比でプラスになったのは120カテゴリのうちわずか22にとどまったという。
そんな中、好調だったのは4Kテレビ。なんと501.1%の伸びを見せた。主に50型前後の4Kとしては比較的小型で手軽なモデルが販売増の原動力になったという。
また、SIMフリースマートフォンも342.3%と好調さを見せた。
新しい潮流としては、デスクトップPCのカテゴリで登場したスティックタイプのPCだ。デスクトップPC全体の売り上げは上半期で前年同期比64.6%と低調に終わったものの、6月の前年同月比で107.6%と久しぶりに前年を上回る数値となった。その原動力がこのスティックタイプPCだったのだ。従来のタワー型やディスプレイ一体型とは形状も価格も異なるが、PC市場の活性化が期待されている。
ハードウェアのメーカーとしては、SIMフリースマートフォンでZenFoneが好調なASUS JAPANが販売台数シェア29.6%と上半期第一位を記録。同社はマザーボードで50.7%、グラフィックボードも31.9%のシェアを占め、上半期ナンバーワンになっている。
アクションカムでナンバーワンになったのはやはりGoProだ。人気を呼んでいる4K対応のHERO4シリーズが貢献し、31.9%でシェアナンバーワンとなった。
4Kテレビはソニーが30%でナンバーワンに。4K以外の液晶テレビでは40インチ以上、未満双方でシャープがナンバーワンになった。
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出典:BCN
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出典:BCN
参照:
BCN
<文/HBO取材班>