文具王・高畑正幸が選ぶ。会議資料作成のための7つ文具

高畑正幸
高畑正幸 デジタル時代になったとはいえ、会議資料に配布書類と、オフィスには、いまだアナログ的アイテムであふれている。そこで今回は、テレビでもおなじみの文具王こと高畑正幸氏に、会議資料や書類を整理するために役立つ、とっておきの文具を選んでもらった。

 第一回目は、会議資料作成用の文具。今までの文具では苦労したことも、これらの文具さえあれば、スイスイと仕事がはかどること間違いなしだ。

会議資料を綴じるための文具

その1:バイモ11&バイモ80(マックス)

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 会議資料は、往々にして分厚くなるもの。しかし「ホッチキスの一般的な針の規格は、ずいぶん昔に作られたもの。綴じれる枚数の限界は、高くありません」と高畑氏は言う。具体的には、普通の小型ホッチキスの10号針では20枚綴じるのが限界なのだ。

 しかし、ここで紹介する「バイモ11」は大学ノート1冊分、40枚を綴じることが可能。ハンディタイプなので片手で綴じられ、力の入れ加減も、今までのホッチキスと変わらない。さらに「バイモ80」は、据え置き型だが、大学ノート2冊分、80枚を綴じることができる。

「もはや、綴じられない会議資料はないでしょう」(高畑氏)

文具02-05

バイモ80

 さらに、このバイモ80のスゴいところは、少ない枚数でも、足がずれるようになっている点。

「嫌な凸凹ができず、奇麗に綴じることができるので、会議資料もかさばりません」(高畑氏)

その2:p-kiss(マックス)

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文具03-01 食品への異物混入が問題になることがよくあるが、ホチキスの針がもし入ったら、それこそヤバい。

「実際、こういった事件の発生後、ホッチキスを使うのをやめた食品関連の会社もあるそうです」

 と高畑氏は語る。

文具03-02 そんな背景のなか、登場したのがこの「p-kiss」だ。針は紙製で、最大20枚を綴じることができる。(※写真は15枚タイプ)「まだまだサイズは大きいが、今後は、もっと小さいものも出て来るでしょう」と高畑氏は語る。

 ちなみに針は、白と青の2種類があるが理由は、

「食品工場なんかで、針が混じってしまった時に、目立つようにするため」(高畑氏)
だと言う。指で簡単に針が取れる点もポイントだ。

その3:はりトルPRO(サンスター文具)

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文具04-01 続いては、ホチキスの針を取る道具。ホッチキスで綴じたはいいが、外したい時もあるはず。そんな時に便利なのがこの「はりトルPRO」。

「簡単に取れるので、紙を痛めにくいんです。ホチキスの針を曲げて抜くので、奇麗に外せる。3号針や雑誌の針も簡単に取れるので、雑誌をスキャンしたりする時にも便利です」(高畑氏)

文具04-03 無理矢理針を取ろうとして、会議資料をグチャグチャにする前に、一手間かけて、専用の文具を使うのも悪くないだろう。

その4:ハリナックスプレス(コクヨS&T)

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文具05-01 針を使わないステープラーは、安全性の高さから最近注目されているが、紙に切れ込みを入れて綴じるタイプがほとんどで、穴が開いてしまうのが欠点だと高畑氏は言う。

「綴じようとしている会議資料にギリギリまで表などがあると、穴とかぶってしまうことがあるんです。でもこの『ハリナックスプレス』は、穴が空かない針なしホッチキス。ギザギザの歯で紙を上下から挟んで圧着して綴じるので、紙に穴が開きません」

文具05-02 紙を圧着するだけなので強度が気になるが、10カ所ぐらい綴じると、2Lのペットボトルをぶらさげても、落ちないほどの強度があるらしく、数カ所綴じると実用に充分な強度になる。

文具05-03 綴じられる枚数は5枚までとやや少なめだが、綴じた場所は、ペンのキャップなど丸いものでグリグリやると、平らになってバラバラにもどすこともできるという優れものだ。

会議資料の文章にポイントを入れるための文具

その1:ビートルティップ デュアルカラー(コクヨS&T)

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文具07-01 会議資料の中でも、特に注意を引きたい箇所は、ペンなどで線を引いて目立たせることがある。しかし、2つも3つもペンを持ち替え、線を引くのは面倒だ。そんな時に便利なのが、この蛍光ペン「ビートルティップ デュアルカラー」だ。

文具07-02 「先端が2つあって、色を変えたい時に、持ち替えなくて済みます」(高畑氏)

 会議資料を作成する時というのは、だいたい時間に追われているもの。そんな時、このペンがあれば、早く線を引くことができそうだ。

その2:ジャストフィット(ゼブラ)

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文具08-01 同じく蛍光ペンだが、定規などを使って奇麗に線を引く必要があることもあるだろう。そんな時に便利なのが、この「ジャストフィット」だ。通常、定規を使って蛍光ペンで線を引こうとすると、ペンが回転したり、浮いてしまったりして、なかなかうまく線が引けないものだが……。

文具08-02「このペンは先端部分がしなるので、確実に紙に接地します。なので、誰でも奇麗な線が引けます。また、平面のものだけでなく、分厚い書類や参考書などのページの曲面にも、ちゃんと密着するんです」(高畑氏)

その3:ココサス(ビバリー)

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文具09-01 膨大な会議資料のなかでも「特にここを見て欲しい」と注意を促したい時があるだろう。そんな時は付箋が便利だが、「ページはわかっても、そのページのどこを読むのかがわからない時が、よくあります」と高畑氏は言う。

「ページが賑やかだと、どこを特に見せたいのか、わからないことがあります。でも、この付箋なら、2つに分割して、ページの上に1枚、具体的な場所に1枚貼ることができて、どこかわからなくなることがありません」(高畑氏)

文具09-02 付箋と蛍光ペンを使い分けるのもいいが、これなら付箋だけで済む。また、先端が矢印になっているので、注意を引きたい箇所を端的に示すことができる。

 いつの時代も仕事と会議は、切っても切り離せないもの。煩雑な資料作りは、ワンランク上をゆく文具で、サッと片付けたい。とはいえ、軽快に資料を作成しても、退屈な会議が待っているのは、変わりないのだが。<文・取材/HBO編集部>

【高畑正幸】テレビ東京「TVチャンピオン」の「文房具通選手権」で3連続優勝(1999年、2001年、2005年)を果たす。「文具王」として、文具をプロデュースするほか、テレビなど数々のメディアで活躍中。
公式サイト:B-LABO

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