年金情報流出事件後、不審な電話の通報件数がひと月で2000件以上も

電話 国民生活センターによれば、日本年金機構における個人情報流出に関連して、「あなたの年金情報が流出している」「流出した年金情報を削除できる」などといった不審な電話に関する相談が寄せられ続けている。  実際に、日本年金機構専用コールセンターに寄せられた不審電話相談件数を見ると、6月3日から24日までの相談件数はやや減少傾向にあるものの総数は2199件にも及んでいる。  相談は特に70歳以上の高齢者からのものが多く、電話の相手は、日本年金機構や消費者庁、国民生活センター、消費生活センター等の公的な機関や、それに似た名称を名乗るケースもあるという。
通報件数

日本年金機構データより編集部が作成

 電話の内容は、「あなたの年金情報が流出している」「流出した年金情報を削除できる」といったものが多く、家族構成や資産状況などを聞き出そうとするものがあるとしている。  国民生活センターに寄せられた相談事例としては、以下の様なものがあるという。 【事例1】自宅のパソコンに年金に関する不審なメールが届いた 自宅のパソコンに「年金支給額の変更に関するお知らせ※必ずお読み下さい※」というタイトルの不審なメールが届いた。おかしいと思って、メールの内容は見ていない。(70歳代、女性、東海地方) 【事例2】年金情報が漏れたと言われ、家族構成などを聞かれた 「あなたの年金情報が日本年金機構から漏れたことが、国民生活センターの調べで判明した」という電話があった。「情報を確認したい」とのことで、「一人暮らしか、家族は近くに住んでいるか」などと色々聞かれた。あやしいと思い、こちらから名前などをたずねると、電話が切れた。(70歳代、女性、九州南部地方) 【事例3】消費者庁を名乗る者から「年金が漏れている」と言われた 消費者庁を名乗る者から電話が複数あり、「年金が漏れている」と言われた。本当に消費者庁が電話をかけることがあるのか。(70歳代、男性、北関東地方) 【事例4】郵便局を名乗る者から「年金情報が漏れている」と言われた 郵便局を名乗る者から電話があり、「年金情報が漏れているので、自宅へ行って確認したい」と言われた。(80歳代、女性、北陸地方)  同センターは、「あなたの年金情報が流出している」「流出した年金情報を削除できる」「年金受取口座のキャッシュカードを送るように」などと持ちかけてくる電話は詐欺なので相手をせずに電話を切ること、不審なメールが来ても安易に開かないことを警告している。 <文/HBO取材班>
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