拡大するヘアケア市場。中でも注目株は医師も太鼓判を押した「自毛植毛」【PR】

 矢野経済研究所が2014年に発表した調査によれば、毛髪業市場、植毛市場、発毛・育毛剤市場、ヘアケア剤市場の4分野で構成されるヘアケア市場は、2013年度には4323億5000万円近くを見込み、2014年度は市場規模が前年度比100.3%の4336億3000万円と予想している。  中でも注目を集めているのは「植毛市場」である。2013年度には前年度比10.6%増の36億5000万円の見込みとされているのだ。  形成外科や美容整形を総合的に扱うクリニックにおけるAGA(男性型脱毛症)治療は投薬治療への移行が進んでいるが、投薬治療のような「内科的治療」の他にも「外科的治療」として、自毛植毛が注目を集めているのだ。

医師によって「効く」治療法が明言された!

毛がなかった生え際に、移植した自毛が生着してきたのがわかる(写真/アイランドタワークリニック)

 その根拠となるのが、2010年に日本皮膚科学会が作成したAGAの治療ガイドラインだ。このガイドラインは、悩みの種であるAGAについて、“皮膚科医の立場からは無効といえる科学的根拠に基づかない治療法が社会的に横行し、無効な治療法を漫然と続ける患者も少なくない”ことに警鐘を鳴らす意味で作成されたこともあり、世間に蔓延るさまざまな「AGA治療」について医学的エビデンスに基づいてバッサリと評価しているのである。  その評価の内容とは、AGA治療に有効な治療法について、以下のように推奨度を分類しているのである。 A:行うよう強く勧められる B:行うよう勧められる C1:行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない C2:根拠がないので勧められない D:行わないよう勧められる  この内、Aになっているのはフィナステリド(AGA治療薬であるプロペシアの成分)とミノキシジルの2つの薬物による投薬治療だけ。  次いでBと判定されているのが「自毛植毛」なのである。  要するに、医師が「根拠がある」と認めている方法は、投薬治療と自毛植毛だけということだ。しかし、投薬による「内科的治療」は行ってみないと効果の程度がわからないというのが最大のネックになる。ガイドラインのA判定を受けた治療でも効果が個人差に依ることに不安を覚える人が真っ先に縋るべき方法が「自毛植毛」というわけだ。「内科的治療」と「外科的治療」の最大の違いは、「外科的治療」は移植した分はほぼ生えてくるという点である。

「自毛植毛」では確かな技術の医者選びが重要

 自分の後頭部の毛組織を脱毛部に移植する自毛植毛術は、世界全体で年間225,800件の実施例(男 性86.2% 女性13.2%)が報告されている他、Michael Beehner博士の論文でも、自毛植毛術82.5% 以上という高い生着率が得られるとされているのだ。  ただし、重要な事が一つある。前出のガイドラインによれば、あくまでも「十分な経験と技術を有する医師が行う場合に限り」レベルBとして推奨されるという点だ。  よって、自毛植毛でも国内での施術数が高い病院などを選ぶことが重要だ。  前出の矢野経済研究所のレポートによれば、自毛植毛市場においては、アイランドタワークリニックが市場を牽引している。  アイランドタワークリニックはシェア6割を誇り、メスを使わない独自技術「i-direct」法により、2013年の年間手術件数も1650件、生着率も95%にも及ぶとしている。 「i-direct」法とは、世界的に主流になっているFUE(Follicular Unit Extraction)法をさらに進化させた方法で、極細のチューブパンチを使用してグラフト(毛包)を採取、空気圧を利用したインプランターを用いて毛髪を移植する。メスを一切使わないため、傷跡も残りにくく、痛みが少ないのも特徴だ。  従来のFUE法と比べた時の最大の違いは、グラフト採取用のパンチの大きさにある。従来のFUE法では直径1.2mmと比較的大きいパンチを使用するのだが、アイランドタワークリニックの「i-direct」法で使用するパンチは直径0.8mmと格段に細いのである。これにより、採取痕が目立たなくなるのだ。  また、移植するときに使うインプランターは空気圧を利用し、医師が厳選した毛包を傷つけない工夫がされている。  そして重要なのは、前出のガイドラインでも書かれていたように、こうした術式を行う医師の技術である。  アイランドタワークリニックの医師は、グラフト採取のスピードにおいて、平均すると400~600株/時が世界的標準と言われる中、なんと同院の医師は質を落とすことなく、平均して1000株/時以上の採取スピードを誇るという。  このような、様々な技術を組み合わせる事で、移植した毛髪の生着率95%以上を維持しているというから、シェア6割と市場を牽引しているのも納得だ。  人口の高齢化や薄毛人口の増加、また消費者のアンチエイジングに対する関心の高まりなどから成長が見込まれるヘアケア市場。中でも、医学的エビデンスが明確な「自毛植毛」市場は、今後も薄毛に悩む男性以外も注目すべきマーケットになるであろう。 ●アイランドタワークリニック <取材・文/HBO取材班 写真提供/アイランドタワークリニック>
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