先物天然ゴム相場には法則があった!?

最大儲け率800%超!

コモディティ

図1

「今年の夏はエルニーニョとの予報が出ており、大干ばつだった’12 年の再来が予想されます。そうなれば、大豆、トウモロコシ、小麦の3銘柄は大相場になりそうです」  トーキョー・トレーダーズ・タイムズの小針秀夫氏は、まず穀物を推奨銘柄に挙げた。小針氏が作成した「銘柄別の投資効率」(図1:https://hbol.jp/?attachment_id=3507)を見ると、先限ベースではトウモロコシ(ロング)は実に288%もの儲けを期待できる。(商品先物取引には、)すでに、夏の天候不良を見込んだ買いが入り、トウモロコシや大豆は上昇傾向にある。乗り遅れずに仕込みたいところだ。  一方、当限ベースでもっとも投資効率が高いのは天然ゴム(ショート)。最大867%もの利益を上げる可能性を秘めている。しかも、天然ゴムの相場には一定のサイクル(図2:https://hbol.jp/?attachment_id=3516)があるという。
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図2

「天然ゴムは、ゴム樹が成長する雨季の11月から2月が最大の生産期になります。天然ゴムは主に自動車のタイヤの原料となりますが、8月には自動車メーカーは夏休みを取りますし、特に欧州のメーカーはバカンスに入り、丸1か月も生産が止まります。天然ゴムの不需要期になるので、この時期は相場が下がりやすい。その後、増産期を迎え、これが終わると減産期に入る……1年周期のサイクルがあり、ひじょうに需給が変化しやすいのが特徴です。なので、最大の買い場は増産期を迎える11月。逆に、最大の売り場は減産期の前の2月になります」  最大限に利益を上げるなら、2月に天然ゴムをショートするべきだろう。  そのほかに、小針氏は一時に比べかなり値を下げた石油に注目する。 「’08 年にWTI原油が147ドルまで上がったときに次いで、現在のガソリン価格は史上2番目の高水準です。史上2番目の高値にガソリンは上昇している。アメリカのシェールガス革命によって、原油は暴落するといわれたが、100ドル台を堅持している。さらに、昨年のように中国など新興国の原油の需要が今後、一層増えていくでしょう。上昇の余地はあると見るべきです」  大豆、トウモロコシ、天然ゴム、そして原油が狙い目だ! ◆小針秀夫氏の目!狙い目は先物で4点! ・トウモロコシ(ロング) ・大豆(ロング) ・天然ゴム(ショート) ・原油(ロング) 【小針秀夫氏】 トーキョー・トレーダーズ・タイムズ代表取締役。コモディティオンラインTV(http://commodityonlinetv.com/)プロデューサー。商品市場解説に定評がある ― コモディティを仕込むなら今しかない!【6】 ―
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