今後20年間アメリカが世界を牽引していく理由

経済学で唯一正しく予測ができる人口統計。この数字を見ていくと若年労働人口が増加する先進国が見つかるのだが、それがアメリカだ。当欄最後の登場となるぐっちーさんが今後の経済のカギを握る(得)情報を公開する

今後の20年間はアメリカが世界を牽引していく

(現役金融マン ぐっちー氏) アメリカ さて、6年以上も連載してきた当欄が今回で終了になるそうです。私自身は別のコーナーで書き続けるのですが、いずれにせよ、長い間のご愛読を感謝申し上げます。  最後なので、皆様の投資、運用のお役に立てるよう最大のチャンスはいずこに? ということをお伝えして当欄にお別れをしたいと思います。  先ほどの答えですがそれは……ズバリ、アメリカです。株式はもちろん、不動産、M&Aなどの資産購入から、アメリカでのビジネス展開を含め、ありとあらゆる分野でアメリカこそが「世界最大のエマージングマーケット」なのです。  もちろん、株式などの市場性商品にはアップダウンはつきものですし、本年後半になれば実際にFRBによる利上げが視野に入るのでダウなどのインデックスが下落することは考えられます。  しかし、現物株に目を移すなら、それらの下落時が購入チャンスになる銘柄がいくつでも見つかります。ここまで強気になれる要因は何か……というと、アメリカでは若年労働人口がすでに増加に転じ、今後’50年まで上昇の一途をたどるからです。 ⇒【グラフ】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=33676
アメリカの人口変化

アメリカの20~34歳の人口統計。’85年から’00年にかけて減少傾向にあったがそこを抜け、’35年以降も20~24歳は増えており順調に増加していくことが見て取れる

 特にプライムと言われる25~34歳の年齢層に注目すると、実は’05年までこのゾーンの人口は他の先進国同様アメリカも減少していました。ですから、’08年の金融危機が仮になかったとしてもアメリカ経済は下降していた、という人もいるくらいです。  ’05年の6000万人で大底を打ち、’10年には約6200万人まで増加。’15年には約6500万人となっており、まさに今回の景気回復の道筋に一致しています。そして、これが’20年には6800万人程度となって、その後’35年には7000万人にも達するという見通しなのです。  経済学で唯一将来の予測が正しくできると言われているのがこの人口統計。他の経済予測に比べてはるかに正確です。  つまり、今後約20年間、アメリカは最も消費活動が旺盛な若年労働人口が増え続けます。それも1000万人以上増加するということが確約された市場であり、こんな国は世界中を探してもありません。今もてはやされている中国もあと数年で若年労働人口は大幅に減少していき、増加することはもうありません。日本は論をまたず……です。 ⇒【後編】「日本人こそアメリカに投資すべき」に続く http://hbol.jp/33638 【選者】現役金融マン ぐっちー氏 ウォール街で20年生きてきたノウハウからブログを執筆するアルファブロガー。金融と経済を中心としたオピニオンブログ「THE GUCCI POST」(http://sweetpoolside.jp/)を主宰している
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