オッパイを際限なく見つめてしまうのを何とかしたい――【石原壮一郎の名言に訊け】~松下幸之助の巻~

Q:我ながら異常じゃないかと思うほど、オッパイが大好きです。大小は問いません。仕事中に女性と打ち合わせや商談をしていても、相手のオッパイしか目に入りません。当然、嫌な顔をされることもあります。街を歩いているときも買い物をしているときも、気がつくとオッパイを探して凝視しているんです。どうすれば、この困った癖を直せるでしょうか。ちなみに、お尻もそれなりに好きですが、オッパイほどではありません。(東京都・26歳・営業)
オッパイ

写真はイメージです。

A:オッパイへの深い愛が伺えるご相談、ありがとうございます。お気持ちはよくわかります。「男だから仕方ない」と言ってしまったらそれまでですが、それだと悩みは解消しませんね。ただ、オッパイから目をそらそうとして、相手の顔をシゲシゲと見つめてしまったり、逆にいつもよそ見をしながら話したりするのも、それはそれで問題です。  そこまで好きなのに「見てはいけない、見てはいけない」と自分を抑え過ぎるのは、きっと体によくないし、別のさらに深刻な問題を引き起こしかねません。かくなる上は、オッパイを見てしまう自分の素直さを前向きにとらえてみてはどうでしょうか。  経営の神様と言われた松下幸之助は、折に触れて「素直な心」の大切さを説きました。たとえば、こんなふうに言っています。 【素直な心というものは、すべてに対して学ぶ心で接し、そこから何らかの教えを得ようとする謙虚さをもった心である】  素直な心でオッパイを見つめれば、きっと何かの教えが得られるはず。オッパイを見つめてしまう自分は「謙虚さをもった心」が備わっているんだと思ってしまいましょう。たしかに、すまし顔で「オレはオッパイなんて興味ないから」とカッコつけているようなヤツは、ほかのことに対しても、謙虚に教えを得ることなんてできなさそうです。  松下幸之助は「素直な心」シリーズとして、ほかにも「素直な心の内容の中には、万物万人いっさいをゆるしいれる広い寛容の心というものも含まれている」「素直な心というものは、人間が本来備えている広い愛の心、慈悲の心を十二分に発揮させる心である」などと言っています。オッパイの大小を問わないのは「広い寛容の心」を備えている証に他ならないし、オッパイを見つめながら「広い愛の心、慈悲の心」を発揮しているわけです。かくも高尚な行為なんですから、ひるむことはありません。  女性のみなさまにおかれましては、ジロジロ見られるのはけっして愉快なことではないでしょう。ただ、その視線には、人として大切な美しい心がたくさん込められているのだと思って、呆れつつスルーしていただけたら幸いです。一見、失礼な行為を推奨しているように読めるかもしれませんが、「ケシカラン! やめなさい!」と非難するよりも、こんなふうに言ったほうが、逆にオッパイばかりに目が行かくなって、ちょうどいい関係が築けるに違いないという狙いを込めてのことです。どうか怒らないでください。

【今回の大人メソッド】反射的にいきり立つより、鼻で笑ってしまうことが大切

 気に入らない意見や突っ込みどころ満載の記事に対して、いちいち反射的にいきり立っていても疲れるだけ。鼻で笑ってしまうのが、大人としての美しい対処と言えるでしょう。そして、こんな露骨な予防線を張りたくなったり、最後の段落をつけたくなったりするところに、今の世の中の世知辛さや余裕のなさを感じ取っていただけたら幸いです。 【相談募集中!】ツイッターで石原壮一郎さんのアカウント(@otonaryoku )に、簡単な相談内容を書いて呼びかけてください。 いしはら・そういちろう/フリーライター、コラムニスト。1963年三重県生まれ。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』(扶桑社)でデビュー。以来、さまざまなメディアで活躍し、日本の大人シーンを牽引している。『大人力検定』(文春文庫PLUS)、『大人の当たり前メソッド』(成美文庫)など著書多数。近年は地元の名物である伊勢うどんを精力的に応援。2013年には「伊勢うどん大使」に就任し、世界初の伊勢うどん本『食べるパワースポット[伊勢うどん]全国制覇への道』(扶桑社)も上梓。最新刊は、定番の悩みにさまざまな賢人が答える画期的な一冊『日本人の人生相談』(ワニブックス)
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