日本という国で蔓延する「言葉遊びだけのやってる感」
実際のところは「緊急事態宣言」とほぼ同じ内容にもかかわらず、吉村洋文知事や菅義偉政権が何度も口にしている「マンボウ」こと「まん延防止等重点措置」。やっていることが「緊急事態宣言」と同じなら、今までと同じように「緊急事態宣言」でいいはずなのに、あえて「マンボウ」という言葉を使うのは、「緊急事態宣言ではない」という建前にすることで、やらかしているイメージを少しでも軽減するための「日本語大作戦」です。
大阪は率先して「緊急事態宣言」を解除して、中身はそのまま「緊急事態宣言」の「マンボウ」を発令しているのですから、本当は「すぐさま緊急事態宣言を再発令せざるを得なくなった」のです。これを「マンボウ」と呼ぶことで今までよりマシであるかのような演出をしているのですが、変異株の蔓延で起こっている第4波は、両手にマラカスを持ち、陽気なテンガロンハットをかぶりながら「緊急事態宣言」を発令しているぐらいのヤバさだと思ってもらった方がいいと思います。「ウー、マンボゥ!」です。今にも頭が狂って踊り出すのではないかというぐらい、大阪、マジでヤバいです。
<取材・文/選挙ウォッチャーちだい>