「肌着禁止」に驚きの声。日本の「ブラック校則」にショックを隠しきれない外国人たち

教室

maroke / PIXTA(ピクスタ)

 何度目だろう、「ブラック校則」「学校の謎ルール」が議論を呼んでいる。今回のキッカケは体操服の肌着禁止だ。

炎上続きの教育現場

 ご存知の方も多いだろう。川崎市の小学校で、「体操服の下は肌着禁止」というルールが存在していたことが発覚し、大問題となっている。(参照:神奈川新聞)  川崎市議会予算審査特別委員会でこの問題が取り上げられた際、市教育委員会からの返答は「汗で体を冷やさないため」というものだったが、これに納得する人は少ないだろう。日本テレビ系の『スッキリ』では男性教諭が胸を確認して、成長度合いによって肌着着用の可否が決まっていたことも報じられた。  また、ツイッターのトレンドでは「肌着禁止」が一位となるなど、大手メディアからSNSまで、幅広く議論を呼び起こしている。  この問題については、「またか……」と思われた読者の方も多いだろう。「ブラック校則」や「学校の謎ルール」へは以前から批判が相次いでいるが、2021年の今もこうしたニュースが話題となっているように、教育現場における異常な規則は残り続けている。  そのあまりの多さに、我々の感覚が麻痺している部分もあるのかもしれない。はたして、こうしたブラック校則・学校の謎ルールは、外国人の目にはどのように映っているのか? 日本の学校教育への客観的な意見を聞いてみた。

同僚や親に止める人はいなかったのか

 まずは目下、もっとも批判を浴びている肌着禁止について。日本国内でも、「これは謎ルールでなくハラスメント」という声は少なくないが、それは外国人も同じなようだ。  「教師が勝手にやっていたことなのか、学校全体が知っていたことなのかわかりませんが、これはペドフィリア(小児性愛障害)じゃないですか。教師が生徒の胸を見て審査するなんて、ハラスメント、犯罪ですよ。周りに止める人がいなかったのも理解に苦しみます」(女性・ポーランド人)  また、日本に対してのイメージが崩れたという声も。  「日本はすごく進んでいる国という印象を持っていたので、とても驚きました。こういうケースが珍しくないというのも衝撃です。ハラスメントをする教師や、それが許されてしまう組織も問題ですが、こういった事例が多いのであれば、日本社会や親にも責任があると思います」(男性・カナダ人)  「聖職」とも呼ばれる教職だが、その「聖域」にメスを入れ、風通しをよくするべきなのは間違いないだろう。
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多様性とは正反対の校則
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