空前の金融バブル到来で激増!投資詐欺・炎上騒動の裏側に肉薄
株、ビットコインが高止まりするなか、詐欺的手口でお金を巻き上げられるトラブルが増えている。いかにして大金を失ったのか? 当事者たちの声をもとに、その裏側を探った。
今や日経平均3万円時代。にわかに投資ブームが熱を帯びているが、その裏でキナ臭いトラブルが相次いでいることをご存じだろうか?
「昨年、月利10%で3000万円貸したのですが、その後、返済がストップ。催促しても電話に出ないし、直接回収は絶望的かと思ったら、今年2月末に別の人に無心していたことがSNSで発覚して唖然としました」
こう話すのは会社経営者のB氏。3000万円もの大金を貸した相手は、SNS上で「やまさん」と名乗る著名なトレーダーだった。高級時計や高級車のコレクターとしても知られる人物だ。
「1本1000万円以上する時計を担保として押さえてあるので、最悪、担保を売りさばけば大損はしない。ただ、私の知り合いもかなりの金額をやまさんに貸していて返済が滞っているうえに、担保割れしている。おそらく数十億円単位の貸付金が焦げ付いていると想像しています」(B氏)
実際、やまさんは多くの人に粉をかけていた。同じく会社経営者のA氏が話す。
「時計談議で意気投合し、親しく付き合うようになった’19年から何度か『お金を貸してほしい』と頼まれました。金額は毎回、数億円。『海外口座には数十億円の資金があるが、送金に時間がかかるので、オークションで落札した代金を貸してほしい』など理由はさまざま。高級時計や高級車好きのネットワークを通じて、お金を引っ張る相手を探していたようです」
個人投資家のT氏のもとにも、アンティークコインの落札代名目で借金の申し込みがあったという。
「『知人に10億円貸してるから手元に資金がない。5億円だけ貸してくれ』と。私は断りましたが、元本保証、月利10%以上で資産運用を代行すると口説かれて億単位のお金を預け、元本も返ってこないと泣いている被害者もいます」
資産100億超の元GSを騙って数十億円を集金!?
元本すら返ってこないと泣いている被害者も……
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