五輪担当相に再任された丸川珠代。過去の強烈なヤジや日本会議との関係を振り返る

「愚か者めが」と強烈なヤジ

 そんな丸川氏ですが、ヤジの言葉の強さで批判を受けることもしばしば。自民党が野党時代の2010年3月、子ども手当法案が強行採決された参院厚生労働委員会で、丸川氏が「この愚か者めが!」「このくだらん選択をしたバカ者どもを絶対忘れん!」と叫ぶシーンが中継で流れ、批難の的に。  同じ年の5月の参議院本会議では、当時の首相であった鳩山由紀夫氏に対し、ワシントンポスト紙が同氏を酷評する際に使った言葉「ルーピー!」(愚か者)とヤジを飛ばしました。  ヤジばかりではなく、環境相時代の2016年、福島第一原発の事故による被ばく線量の長期目標が、年間1ミリシーベルトとされていたことについて「何の科学的根拠もない」と発言。その後「福島の皆様にはまことに申し訳ない」と謝罪した上で発言撤回に追い込まれています。  そのほかにも、2019年の参議院選の期間中にTwitterでタピオカについて「若者文化のトレンドである一方で、プラごみのポイ捨てや容器の不統一など問題も抱えています。これこそ政治が解決すべき点、取り組んで参ります」と熱っぽく投稿したことで、「他にやることあるだろ!」と大炎上を招きました。  さらにいわゆる森友問題が国会で紛糾したとき、佐川宣寿氏の証人喚問で「安倍総理からの指示はなかったんですね?」と誘導尋問ともとれる言い回しをして批判を浴びました。

日本会議と丸川氏

 誘導尋問だとされた理由には、言い回しだけでなく丸川氏の政治的立ち位置があるでしょう。丸川氏は政治家を志したきっかけとして「安倍晋三氏と出会い、その人柄に触れ」と明言。安倍元首相からの寵愛を受けて「安倍チルドレン」とも言われているためです。  また、安倍氏の精神的支柱であると言われている「日本会議」を支援する目的で設立された「日本会議国会議員懇談会」の会員に丸川氏も名を連ねているのです。さらには同連盟で事務局次長を務めた経験があるなど、保守派の中心に軸足を置いていると言えるでしょう。
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小池百合子都知事とは犬猿の仲?
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