睡眠不足・ストレス大国日本を救う!? 話題の「CBD」をコーヒーで飲んでみた

「睡眠不足大国」日本を変えるか?

IMG_3113 家で過ごす時間が増え、自由に使える時間は増えたものの、生活リズムが乱れて逆に睡眠の質が下がった、運動不足で寝付きが悪くなったなど、身体の不調を耳にすることも多くなった。もちろん外に出て運動したり、セルフマネジメントで生活リズムが整えば問題ないわけだが、そうもいかないのが現実である。  ここ数年「睡眠不足大国」という不名誉な称号で呼ばれることもある日本。睡眠時間に陥る原因はさまざまだが、時間が取れないのであれば、せめて質のいい睡眠が取れたら……。  そんなときに利用できるのが「CBD(カンナビジオール)」という大麻草成分の一つの天然物質だ。大麻草の成分ではあるものの、合法であり、マリファナを吸引する時のような精神活性作用も、依存性もないという。アメリカでは数年前からこの成分が不眠やストレスに効くとしてブームになっており、このブームが少し遅れて日本にも入ってきている。今回はその実態を理解すべく、目黒区や港区に店舗を構える、CBDドリンクを扱うコーヒーショップ『CBD(coffee)』を訪れた。

厚生労働省認可の安全なCBDオイルを使用

 『CBD(coffee)』の代表・下村亨太氏によれば、大麻の一成分であるCBDに対する日本でのイメージは、まだまだ認知度が足りておらず、誤解されていることも多いという。 「大麻そのものは、本場アメリカでも合法の州、非合法の州が分かれています。しかし、CBDという成分だけであれば、日本の大麻取締法にも、薬物取締法にも抵触しません。うちで扱っている輸入CBDプロダクトは、しっかりと厚生労働省の識別番号がついたものです。法律に違反するようなことはありません。  ですが、こうしてCBDドリンクを販売していると、まだまだ誤解している人もいることを感じる機会もありますね。特に中高年以上の方たちが”結局大麻なのでは”、”脱法なのでは”という不安を抱えられていることが多いです。でも、少なくともうちはしっかりと法に則ってCBDを取り扱っています」 IMG_3103 同店ではCBDオイルを添加したコーヒーやスムージーを提供している他、CBDのピュアオイル、CBD成分配合のグミやバームなども販売している。実際にCBDをドリップしたコーヒーを飲んでみると、少し時間が経ってからゆるやかな眠気がやってきた。たしかに、不眠への効果は期待できそうだ。 「アメリカではスイーツや料理に入れたり、ベイプで吸ったりする人が多いようですね。酒類や煙草よりも依存性がないことが証明されています。  サプリのような感覚で毎日少しずつ摂取するのがおすすめです。リラックス作用の他に抗炎症作用もあり、メイク用品やスキンケア用品の中に配合されていることもあります。グミやオイルの経口摂取では、ストレスの緩和や睡眠効率の上昇効果がありますし、バームなどを肌にぬることで、肌荒れの改善や肩こり改善にも効果があります」
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手軽に楽しめるコーヒードリップが人気
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