浦和西高校のまわりを歩くだけで、マンガやアニメで見かけた光景が
西高前バス停(筆者撮影)
県立浦和西高校は、最寄り駅はJR京浜東北線の与野駅ですが、さすがに徒歩だと20分以上かかります。バスで行く場合は、JRさいたま新都心駅もしくは大宮駅からが便利でしょう。高校の前にバス停があります。
もちろん校地には部外者は立ち入れませんが、そのまわりを1周するだけでマンガやアニメで見かけた風景に出会います。校地は旧制中学時代から続く高校なので意外と広く、夜間照明が設置された第1グラウンドとテニスコートもある第2グラウンドがあります。第2グラウンドは主校地から細い川を渡ったところにあるのですが、もちろんこちらにも野球のグラウンドがあります。
第2グラウンド(筆者撮影)
第2グラウンドの周囲は農地になっていて、野菜などが栽培されているようです。また農地の向こうには遠くさいたま新都心の高層ビル群も望むことができます。都会のなかの牧歌的なエリアだということもできます。
県立浦和西高校は『おおきく振りかぶって』が話題を集めたことにより、受験生が増えたという話も耳にしました。観光以外での効果も、地域活性化のためには重要な点だと思います。
歴史ある氷川神社に隣接した、県大会で使用する大宮公園野球場
大宮公園野球場(筆者撮影)
さて『おおきく振りかぶって』の聖地は、ほかに幾つもあります。さいたまエリアが多いのは県立浦和西高校の立地ゆえですが、まず県大会で使用する大宮公園野球場です。大宮公園は
氷川神社に隣接した県営の公園です。
1885年の開設時には氷川公園の名称で誕生しました。現在ある県営公園のなかでは最も長い歴史を持つ公園です。氷川神社はさいたまのひとつの象徴でもあり、平安時代から記録に残る神社のひとつです。神社本庁の別表神社として宮中の四方拝で遥拝される神社でもあります。また東京都、埼玉県近辺に約280社ある氷川神社の総本社でもあります。
参道はJRさいたま新都心駅の辺りから氷川神社まで約2㎞に渡って続いていて、四季折々の魅力に満ちた並木も見事です。神社の境内も広く、そこと大宮公園は隣接しているということになります。
スポーツ施設としては、西武ライオンズの準本拠地にもなっている前掲の大宮公園野球場、大宮アルディージャの本拠地であるさいたま市大宮公園サッカー場(NACK5スタジアム大宮)、大宮競輪場、大宮公園児童スポーツランド、埼玉県営大宮公園水泳場、埼玉県営大宮公園体育館、埼玉県営大宮公園弓道場などがある広大な都市公園です。