日々報告される新型コロナウイルス感染者数に、一抹の不安を抱える状況が続く中、コロナ禍におけるおでかけに対し「抵抗を感じるか、感じないか」について全回答者(1000人)に聞いたところ「非常に感じる」が38.1%、「どちらかといえば感じる」が42.0%となり、8割の人がコロナ禍の外出について抵抗を感じている結果になった。
年代別に見ると、20代が81.5%と最も多く、次いで30代78.5%、40代73.0%と続いた。
年末年始におでかけの予定がある人(514人)についても、抵抗を感じている人の割合は83.1%と、大多数の人がコロナ禍での外出に対して不安な思いを拭えない状況が伺い知れる形となった。
一方、帰省先がある人(500名)に「コロナ禍の帰省に抵抗を感じるか、感じないか」を聞いたところ「非常に感じる」(35.8%)、「どちらかといえば感じる」(38.6%)と合わせて74.4%もの人がコロナ禍の帰省に抵抗を感じている様子だ。
帰省予定の有無別では、帰省すると思うと回答した人(222人)の65.3%、帰省しないと思うと回答した人(278人)の81.7%が「抵抗を感じる」と回答。帰省すると答えた人でも、過半数が「抵抗を感じる」という。
新型コロナウイルスの流行以来、ニューノーマル(新常態)という言葉が盛んに使われるようになった。
ソーシャルディスタンスやマスクの常備といった変わりゆく日常はもとより、旧来の社会習慣を取り巻く状況の変化にどう対応し、コロナ禍を乗り越えていくか。
先の見えない社会に不安を感じながらも、日々生活していく中であれこれと模索を繰り返すほかないのかもしれない。
<文/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている。