コロナ禍のクリスマス、誰と何する? パートナーと過ごす人が6割超という結果に

多様化するクリスマスケーキの購入先

 さらに、クリスマスといえばクリスマスケーキも外せないだろう。  今年はクリスマスケーキを購入するかどうか聞いたところ、「購入する予定はない」と答えた人の割合が35.4%と最も多かったものの、昨年と比べると3.2ポイント減少した。  クリスマスケーキを購入する場所(方法)を性年代別にみると、20代の女性は「洋菓子チェーン店」(26.9%)が一番多く「個人経営の洋菓子専門店」(24.4%)、「百貨店のオリジナルケーキ」(12.8%)、「手作りする(自分以外を含む)」(12.8%)と続いた。  全体としては「個人経営の洋菓子専門店」や「洋菓子チェーン店」と回答する人が多く、年代や性別で大きな違いは見られなかった。  一方で、20代~40代の男性と20代の女性は「インターネット(オンライン)特化型洋菓子専門店」を選択した人の割合が「コンビニエンスストアのオリジナルケーキ」とほぼ同じだったことから、新たなクリスマスケーキの購入先として実店舗を持たないオンライン特化型の洋菓子専門店も徐々に注目度が高まっているのが伺い知れる結果となった。

ケーキを事前予約して購入する人は半数以上に

 今年のクリスマスケーキ購入予定者に「予約して購入するかどうか」を聞いたところ、「予約して購入する」と回答した人は55.9%で半数を超えた。  新型コロナウイルス感染拡大が続く中、「三密」を避けつつも確実にケーキを受け取れる方法で注文することで、感染予防に努めている人が多いのかもしれない。  こうした調査結果から見るに、新型コロナの影響で例年のようにクリスマスだからと外へ外出するのではなく、身内やカップルと「おうちクリスマス」を楽しむ需要が高まっていると考えられる。  また、クリスマスならではのプレゼントやケーキも平均予算額の減少や消費需要の落ち込みが見られたものの、1年に一度のクリスマスを日々送るライフスタイルの中で楽しく過ごそうとする意識の表れも、調査の回答結果から感じられた。  新型コロナへの不安や恐れから、どうしてもネガティブな感情を抱きやすいが、クリスマスシーズンだからこそちょっとした「非日常」を味わえるよう意識してみるといいかもしれない。 <文/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている。
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