世界よこれが日本の国会議員だ。2020年国会名言迷言珍言大賞ノミネート発言に戦慄

反省している色が見えないという指摘を反省!?

No21 市民が避難していない中で、最初に逃げたわけです 「東日本大震災の時、検察官は、福島県いわき市から国民が、市民が避難していない中で、最初に逃げたわけです」(森雅子前法務大臣)(参照:「震災で検察官が最初に逃げた」森法相答弁撤回 「事実」から「個人的見解」に変更 – 毎日新聞)  今年前半、検察官定年延長問題で大炎上した大臣といえば森雅子さんですが、自身の発言も火だるまに。  「最初に逃げた」発言で検察官出身の山尾志桜里衆院議員を激怒させ、しかも休憩中にマスコミの取材を受けるという前代未聞の珍事を起こし、紛糾しました。 ◆No22 反省をしていると言いながら、反省をしている色が見えないという指摘を反省 「反省しているんです。ただ、これは私の問題だと思うが、反省をしていると言いながら、反省をしている色が見えない、というご指摘は、私自身の問題だと反省をしている」(小泉進次郎環境大臣)(参照:小泉氏「反省伝わらぬことを反省」 複雑釈明も謝罪拒否:朝日新聞デジタル)  去年は小泉進次郎構文が話題になりましたが、今年もこの名言が。  結局、何を反省してるんですか……? ◆No23 急に亡くなられ……辞められちゃったんで 「急に亡くなられ……辞められちゃったんで」(桜田義孝元オリンピック担当大臣)(参照:『ひるおび!』に桜田義孝議員が出演「急に(安倍晋三首相が)亡くなられ」発言に反響|ニフティニュース  ワイドショーで総裁選について聞かれてつい一言。  見たことがないほどあたふたされていて、言い間違いとは怖いものだと思いました。 ◆No24 言える限界を言っている 「答えていると思うよ。言える限界を言っている」(金田勝年衆議院予算委員長)  野党側の質問に「人事のことなので答えられない」と拒否する総理に対して、委員長が一言。  委員長は政府の役職じゃないはずなんですが、どうやら言える限界は把握しているようです。 ◆No25 長すぎて理解できません 「長すぎて理解できません、短くお願いします」(棚橋泰文前衆議院予算委員長)(参照:衆・予算委員長に野党が激怒【テレ東NEWS】|テレビ東京ビジネスオンデマンド【BOD】)  今年、予算委員会で1番注目されたのは、ひょっとすると総理だけではなく棚橋委員長も、かもしれません。  桜を見る会の名簿について、公選法上の定義を聞く川内さんの質問に「何の質問ですか」「長すぎてわかりません」と返答。  棚橋さん、ひょっとして疲れて寝てたのでしょうか?体調が心配です。

仕事をちゃんとしない閣僚と与党議員たち

No26 後ろの方全部教えてあげてください 「大臣、わからなければ、後ろの方全部教えてあげてください」(松島みどり法務委員長) https://twitter.com/Kiich_asa/status/1265136192762179586?s=20  後藤祐一議員の質問中に口ごもる森雅子法務大臣に一言。  さすが元法務大臣、という仕切りですが「わからなければ教えてあげて」はなかなか正直ですね。 ◆No27 不規則発言は気にしないでください 「不規則発言は気にしないでください。どうぞ、どうぞ答弁して」(金子原二郎前参院予算委員長)  衆議院の予算委員会が紛糾している時、参院は金子委員長の仕切りで比較的穏やかに進んでいました。 「気にしないでください」はなかなか風格のある、悠然とした仕切りです。 ◆No28 女性はいくらでもうそをつける 「女性はいくらでもうそをつける」(杉田水脈衆院議員)(参照:「女性はいくらでもウソつける」…自民・杉田衆院議員、性暴力相談事業を批判 : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン)  自民党の会議で杉田水脈議員の発言。最初は「言っていない」と主張されていましたが後に「どうやら言っていたようだ」と修正されました。  クレタ人のパラドックス(嘘つきが嘘をついたと言ったらどうなるか?)が2020年に見れるとは思わなかったですね。 ◆No29 密、密、密よ 「密、密、密よ」(河井案里参院議員)(参照:河井夫妻が離党へ 議員辞職はしない意向|日テレNEWS24)  河井案里さんが記者に囲まれて一言。定期的に動画を見たくなるリズムの良さです。 ◆No30 祖父が山本で、父が鈴木で、孫が田中みたいなことになる 「祖父が山本で、父が鈴木で、孫が田中みたいなことになる。混乱を生じさせないことが大事だ」(城内実衆院議員)(参照:自民有志が「夫婦別姓」勉強会 抜本改革に慎重、推進派批判も(産経新聞) – Yahoo!ニュース)  選択的夫婦別姓の議論が与党内で加速する中、城内実議員の一言。  世の女性(男性も)は「いや、よくあることじゃん」と心のなかでつぶやきました。
次のページ 
安倍総理にしっぽを振るポチなのか
1
2
3
4
5


※投票はこちらから。(投票受付は12月12日土曜日締め切り)
バナー 日本を壊した安倍政権
新着記事

ハーバービジネスオンライン編集部からのお知らせ

政治・経済

コロナ禍でむしろ沁みる「全員悪人」の祭典。映画『ジェントルメン』の魅力

カルチャー・スポーツ

頻発する「検索汚染」とキーワードによる検索の限界

社会

ロンドン再封鎖16週目。最終回・英国社会は「新たな段階」に。<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

国際

仮想通貨は“仮想”な存在なのか? 拡大する現実世界への影響

政治・経済

漫画『進撃の巨人』で政治のエッセンスを。 良質なエンターテイメントは「政治離れ」の処方箋

カルチャー・スポーツ

上司の「応援」なんて部下には響かない!? 今すぐ職場に導入するべきモチベーションアップの方法

社会

64bitへのWindowsの流れ。そして、32bit版Windowsの終焉

社会

再び訪れる「就職氷河期」。縁故優遇政権を終わらせるのは今

政治・経済

微表情研究の世界的権威に聞いた、AI表情分析技術の展望

社会

PDFの生みの親、チャールズ・ゲシキ氏死去。その技術と歴史を振り返る

社会

新年度で登場した「どうしてもソリが合わない同僚」と付き合う方法

社会

マンガでわかる「ウイルスの変異」ってなに?

社会

アンソニー・ホプキンスのオスカー受賞は「番狂わせ」なんかじゃない! 映画『ファーザー』のここが凄い

カルチャー・スポーツ

ネットで話題の「陰謀論チャート」を徹底解説&日本語訳してみた

社会

ロンドン再封鎖15週目。肥満やペットに現れ出したニューノーマル社会の歪み<入江敦彦の『足止め喰らい日記』嫌々乍らReturns>

社会

「ケーキの出前」に「高級ブランドのサブスク」も――コロナ禍のなか「進化」する百貨店

政治・経済

「高度外国人材」という言葉に潜む欺瞞と、日本が搾取し依存する圧倒的多数の外国人労働者の実像とは?

社会