電動で高さをワンタッチで調整できる自動昇降デスク。FlexiSpotのE7は580mm〜1230mmの範囲で高さ調整できる
冬の足音が近づくにつれ、新型コロナウイルスの感染者も増大中。昨年から従事する人が増えたリモートワーク勤務の流れはまだまだ終わりそうにない。
日本の住宅事情で問題になるのはリモートワークをするにあたっての作業環境だ。家族が行きかうダイニングテーブルや、テレビ前のローテーブルなどでだましだまし作業していた人も多いだろう。
しかし、所詮急場しのぎの作業環境。パソコンを長時間使ったり書類仕事や書き仕事を長時間するには不満が貯まる。リモートワークになってから、肩や腰に痛みを感じて、あわてて自宅でできる筋トレなどを見よう見まねで始める人も多いと聞く。
いくら筋トレをしても、体の痛みの根本の原因は仕事向けではない環境でお茶を濁していること。解決するには、やはり作業しやすい環境を整えるしかない。
そこでオススメしたいのが、“意識高い系”の中で人気の
自動昇降デスク。ボタン一つ、電動で細かく高さを変えられるデスクだ。
この自動昇降デスクが流行したのは、健康によく、効率的に作業が進むと注目された
スタンディングデスクブームが発端。座って作業もでき、スタンディングデスクでも使えて健康的! と注目されたのは記憶に新しい人も多いだろう。
ただ、よほどの健康志向で意識の高い人でもないと、わざわざ快適な自宅でスタンディング環境で仕事をしたいとは思わないもの。実際購入者のほとんども、スタンディングとして十分活用している人はほとんどいない。
なのになぜ自動昇降デスクをオススメするのか。筆者が導入したスタンディングデスクの活用を通じて、その利便性を解説していきたい。
自宅にスタンディングデスクを導入するメリットとは?
低くすると座卓のように!
ライターでフリー編集者である筆者の作業は、ほぼ自宅で毎日15時間以上デスクの前に座っている。場合によっては、仕事だけでなく食事や余暇、果ては仮眠もすべてそのままの恰好で過ごすので、なんならデスクの前に住んでいると言ってもいい。
これまで様々な椅子にデスクを試し、スタンディングデスクに変えるまでは、自分の体型にあったデスクをオーダーと自作DIYで制作してきており、デスクの前に住んでいるだけあってコダワリはあるほう。身長185cm以上で体重も余裕で140kg超えの超巨体のため、市販品に自分の体に合うデスクがなく、それでも作業環境にこだわらないとすぐに体に痛みがはしるがゆえの試行錯誤を繰り広げてきた。
自動昇降デスクを導入した経緯も、高身長にあうデスクの高さに細かく調整できるというのが一番の理由だ。最初からスタンディング用途は使わないことが分かっていた。選んだのは、機能のわりに価格が安く堅牢さでも評価の高いFlexiSpotのE7。ほとんどの昇降デスクが、最低高が680mm〜のなか、580-1230mmの広範囲での昇降が可能なのが決め手になった。また、FlexiSpotは、天板セットだけでなく自分で好きな天板を用意してつけることもできる。今回は自分で天板を用意した。価格は天板セットなら6万円、天板なしなら4万8000円だ。
実際に導入してみると、ワンタッチ高さ調整はじつに便利。肩こりや腰痛も大幅に改善しただけでなく、デスクの活用法まで新しく広がった。