韓国でも人気爆発。韓国の『鬼滅の刃』ファンによるアツ過ぎる考察の数々

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韓国でも人気沸騰中の『鬼滅の刃』

 「鬼滅の刃」の快進撃が続く中、韓国でも12月に映画上映が決定し、韓国のファンたちが狂喜乱舞している。  韓国ではかつて、主人公・竈門炭次郎が着用しているイヤリングのデザインが旭日旗に酷似している点、舞台設定が大正時代であるのに日本刀を武器とすることから「右翼漫画」であるとして物議を醸したが、そのようなことはもはや大きく問題視されていない。  実際に韓国のSNS上のコメントでは、 「鬼滅を見るたびに胸がアツくなると同時に悪口も言いたくなる クソ日本クソ、謝罪しろ」 「実際、まだ鬼滅は…はい、好きです。でも旭日旗のせいでやめました。でも鬼滅を絶とうとしても絶てませんでした」 など、日本への複雑な感情と、作品の抗い難い魅力のはざまで混乱する様が見て取れる。  それどころか、日本のファンに負けず劣らず作品に対して真摯に向き合っており、韓国の百科事典サイト「ナムウィキ」では作品について膨大な分量での分析と考察が掲載されている。  特に作品設定の穴に関しては日本でも指摘されたが、ナムウィキでは「そこまで真面目に突っ込まなくても……」と思わざるを得ない熱量で作品の矛盾点が指摘されており、そのカテゴリの数は46にものぼる。    一部抜粋してみよう。

時代考証の穴と他のジャンプ作品との酷似

(以下、ネタバレ要素を含みます。十分にご注意ください) ・時代考証(大正時代)が正しくない 「これを韓国に当てはめるならば、朴正煕時代(60〜70年代)に両班が主導する武装集団が刀を持ってソウル市内をなんのおとがめもなく練り歩き、道端では80〜90年代の流行の服装をし、鉄工所ではなく朝鮮時代式の露天精錬所で剣を叩き、今だにキーセン部屋が流行しているというレベル」 「廃刀令が発令されたのに帯刀はおかしい。近代日本は西南戦争の余波で不法武装団体に敏感だったからだ。厳然たる戦犯国である日本帝国の悪名があまりに高いため軍隊と警察を排除したことは不必要な論争を避ける態度にも見て取れるが、それならばそのまま近代以前に設定すれば良いことだ」 ・使用武器への疑問  作中では、日光をため込んだ鉄で打った「日輪刀」でのみ鬼を倒すことができるという設定だ。それに対しては以下のようにツッコまれている。 「(※日輪刀の素材で作ったモーニングスターのような武器を使用)する悲鳴嶋行冥が鎖とオノを振り回すのを見ると全集中の呼吸が剣術にのみ適用されるわけではない。しかし鬼殺隊は千篇一律的に剣、剣、剣だ。(中略)呼吸の才がなくても銃を使えば弱い鬼程度なら倒せる。産屋敷家が銃器を量産する程度は容易いはずだ。(中略)このようなことを試みずに血刀や痣にのみ頼るのは逼真性に乏しい演出だ」 「いや、それを言ったら終わりなのでは」と言わざるを得ないが、ディープなオタクであればあるほど作品の矛盾点について熱弁したがる心理は理解できなくもない。  また、日本でも「ジョジョの奇妙な冒険」に設定や台詞、展開が酷似しているという「疑惑」が取り沙汰されたが、韓国でも同様だった。 「名台詞にはジョジョから借用したものが非常に多い。特に後半は展開からそっくりそのままジョジョのオマージュである。重要キーワード、設定、台詞、ニュアンスが全て被っており、著作権剽窃の指摘を免れることはできない」  20年来の日本の漫画ファンである韓国人男性A氏も、このように話す。 「こんなに似ているのに訴訟沙汰にならないのは、同じ雑誌だからでしょうか? ジョジョ好きだった私からすると腑に落ちませんが、それほど日本の漫画家の才能が連綿と受け継がれているということなのでしょうね」
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「刀の形が韓国起源」という指摘も……
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