百貨店の「共同仕入れ機構」が解散!――「独り立ち」迫られる地方百貨店
「独り立ちする地方百貨店」
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現在も高島屋が主導する「ハイランドグループ」に属する「玉屋」(長崎県佐世保市)。
大都市圏でお馴染みの「Takashimaya」と類似したロゴタイプを使用していることが分かる。
多くの地方百貨店はA・D・Oに所属していたため、今後も「共同仕入れ機構」に所属する百貨店は一部のみとなる
転機を「チャンス」に変えられるか?
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高島屋(左)と玉屋(右)の紙袋。
共同仕入れ機構を通して大手百貨店と提携した地方百貨店は「紙袋」や「包装紙」まで大手百貨店とほぼ共通のものを使用する例もあり、それゆえ「大手並み」の売場づくりを求められることもあった
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今や「ファストファッション」や「大手雑貨店」を集客の要とする百貨店も少なくない。
写真の「そごう徳島店」は徳島県で唯一の百貨店であったが8月に閉店
若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体『都市商業研究所』。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitterアカウントは「@toshouken」
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※都商研ニュースでは、今回の記事のほかにも下記のような記事を掲載中
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