茂木外務大臣の「日本語わかっていただけましたか」発言。在日外国人からは怒りの声

 茂木敏充外務大臣が記者会見でのジャパンタイムズの大住マグダレナ記者のやりとりのなかで、「日本語、わかっていただけましたか」と挑発的な発言をした問題。「差別的」だという批判も出ているが、はたして日本語を話す外国人たちはどう受けとったのだろうか?

あまりに無礼な捨て台詞

 ご存知の方も多いだろうが、事の発端となったのは、コロナウイルスに関連した永住者や在留者に対しての「再入国禁止」問題。この措置について大住記者が記者会見で「科学的根拠は?」と質問したところ、茂木大臣は英語で返答し始めた。  これに対して、大住記者は「日本語でいいです。そんなに馬鹿にしなくても大丈夫です」と返答。茂木大臣は「馬鹿にしてないです」とは言ったものの、出入国管理庁に尋ねるよう回答したあと、「日本語、わかっていただけましたか」と“捨て台詞”を残したのだ。(当該発言部分は会見動画の5:04から)

傲慢さや偏見の噴出

 このやりとりにネット上では「差別的だ」というコメントが多数あがったが、大住記者と同じく、日本に暮らし、日本語を話す外国人たちはどう感じたのか。まず、「日本ではよく起きること」と答えたのは、ノルウェー人の女性だ。 「日本ではよく起きることです。外国人だから外国語を話すと思うのか、私が日本語で話しかけても英語で返されることが多いです。不思議ですね。今回の外務大臣の件については最悪だし、とても敬意に欠けていて傲慢に思えます。全般的に言えることですが、日本人は日本人や日本の文化が優れていると思っているフシがあります。日本の伝統的な子育てで自閉症が治るという政治家もいましたよね? 政府内に日本の“価値観”のほうが優れているという考えが蔓延しているのではないでしょうか」(ノルウェー人)  今回の問題が突発的に発生したのではなく、積み重なってきた偏見や傲慢さが噴出したという意見だ。
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「都合の悪い」記者だったことが理由との声も
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