急発達する台風10号、西日本に接近中。安倍首相は最後にちゃんと仕事をするのか?

記録的豪雨による水害が起きる中宴会でご満悦だった自民党議員たち

2018年7月。記録的な豪雨によって水害が起きる中宴会でご満悦だった自民党議員たち。写真は片山さつき氏のツイート(削除済み)より

 9月3日午前0時現在、台風9号は長崎沖を北上しており、九州地方が暴風雨になっています。まもなく朝鮮半島の方に抜けていくと思いますが、大型で非常に強い勢力を保っています。長崎県では風速40mの暴風が観測されており、引き続き警戒が必要です。台風9号に関しては、朝鮮半島を縦断するコースになる見込みで、日本より韓国の方が警戒が必要かもしれません。韓国では既に最高の警戒レベルで注意を呼び掛けています。  さらに、1日に小笠原近海で発生した台風10号が、この時期に例がないほど急速に発達。週末にかけて奄美地方から西日本へ接近、あるいは上陸する危険性が高まってきました。

安倍晋三総理、最後にちゃんと仕事をするのか

 なんと、中心の気圧が920ヘクトパスカル前後に達するような、史上最悪クラスの台風が、西日本を襲おうとしています。古い木造の家なら軽く飛ばされてもおかしくないほどの暴風雨が予想されており、今から可能な限りの備えをしておく必要があります。しかし、今のところ政府は、対策らしい対策を呼び掛けることもなく、それよりも総裁選に夢中です。  安倍晋三総理は、潰瘍性大腸炎を理由に総理大臣の職を辞することを発表していますが、今すぐに入院が必要なわけではないということで、次の総裁が決まるまでは自分が総理大臣を続けることを宣言しています。世の中の空気は「もう安倍ちゃんは総理大臣じゃない」という感じになっていますが、忘れてはいけません。総理大臣は今も安倍晋三さんであり、この歴史的な被害をもたらすかもしれない台風10号の陣頭指揮を執るのは、他ならぬ、安倍晋三総理なのです。つまり、我らが安倍晋三総理には最後の最後に超重要な仕事が課せられたに等しいのですが、退陣していくだけの安倍政権がちゃんと仕事をしてくれるのかどうかは、ものすごく疑問です。

台風で自民党・安倍政権といえば思い出すのはこの悪夢

 そもそも安倍政権は、西日本豪雨災害で住民たちが屋根の上で自衛隊の救助を待っている時にも「赤坂自民亭」を開催し、参加した議員いわく「酒を飲んでワァー」をしていたのです。  まだ潰瘍性大腸炎が悪化することなく、正常な判断ができていたと思われる2年前でさえ、災害対応よりも飲み会が優先されてしまうような安倍政権が、今月にも内閣支持率を気にする必要のない身分になろうとしているのに、仕事をしてくれるのでしょうか。  もはや僕たちが期待するべきは、病気が悪化する前の正常な判断が「災害対応より飲み会優先」だったのですから、病気が悪化して正しい判断ができなくなってしまったら、逆に「飲み会より災害対応を優先してしまう」という“誤った判断”(安倍さん的には)をしてしまうことなのかもしれません。  最後の最後に「ありがとう、安倍ちゃん!」と言われるようなことになっても、どのみち、次の総理大臣が引き継ぐことにはなるのですが、最後に良い仕事をして愛されて終わるぐらいのことがあってもいいのではないかと思うのです。今からでもやるべきことはたくさんあるのです。大規模な停電や断水に備え、今からでも皆さんには対策をしてもらうように呼び掛けるべきですし、窓ガラスが割れるかもしれないので雨戸は、倒れそうなものは今のうちに取り除いておくことも大切です。避難所が密にならないような対策も必要です。今のうちに確認しておくべきことはたくさんあるはずです。それでは、安倍晋三総理や次なる総理大臣候補たちが、SNSでどのような呼びかけをしているのかを見ていくことにしましょう。
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安倍首相及び次期総裁候補はSNSで何を発信している?
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