そしてついに8月31日の未明に54.82ドルの提示額を93.55%の債券保有者が受け入れた。それは負債の99%の再編が可能になったことを意味する。377億ドルの負債の削減が可能となり、負債利子は平均して7%から3.07%に引き下げられた。(参照:「
HispanTV」、「
Data Clave」)
グスマンはこれからIMFとの債務返済の交渉も控えている。今回の結果はIMFとの交渉が比較的容易に運ぶはずである。また、この交渉にはフランシスコ法王の影響がプラスに働くのは必至である。
またグスマンは今後の経済回復には国内の消費を高めることと輸出の促進を挙げている。その為の政策を今後提案してくるはずだ。
<文/白石和幸>