10代女性の妊娠相談数が前年比で1.8倍に増加。「コロナによる休校で性行為を体験する頻度が増えた」

避妊の知識を得る手段は「ネット・SNS」がトップ

 避妊の知識不足や実施についての問題点は、ルナルナが2018年に10~50代の女性ユーザー7640人を対象に行った調査結果からも見て取れる。 「避妊方法について、知っているものを教えてください」に対しては、1位は「男性用コンドームの装着」(97.5%)と、ほぼ全員が避妊方法として認識していた。2位は「ピルの服薬」(91.5%)だった。  続いて「避妊方法について、最もよく行う方法」を聞いたところ、「男性用コンドームの使用」(78.2%)が最も多かった。しかし「知っている避妊方法」で2位だった「ピルの服薬」は、わずか4.7%と、知識と行動に大きなギャップが見られる。「行っているものはない」と答えた人も13.7%いた。  「避妊についての知識・情報はどこから得ていますか」については、「インターネット・SNS」(57.0%)がトップ。2位の「学校の性教育の場」(56.0%)を上回り、ネットの影響力の高さを示した。3位以降は「友人」(38.4%)、「パートナー」(30.7%)が続き、特定の人とのコミュニケーションで避妊に関する情報を得ていることがわかる。

パートナーとの関係悪化を恐れ、「避妊をして」と言えない

 また回答者の60.9%が「避妊に失敗したと不安になった経験がある」と回答。その時に相談した相手の1位は「パートナー」(52.7%)で、2位は「友人」(30.7%)だった。  しかし「誰にも相談しなかった」と答えた人が25.0%おり、4人に1人は妊娠の不安を一人で抱えていることもわかった。  「妊娠を望んでいないときの性交渉時に、パートナーがきちんと避妊しなかったことはありますか」と聞くと、52.1%が「ある」と答えた。対処法としては、「避妊をするようにきちんと伝える」(45.7%)が最も多く、「避妊して欲しいと言い出せずそのまま受け入れる」(33.8%)が続いた。言えない理由のトップは、「パートナーとの関係が悪くなるのが怖い」だった。
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「安全日なら大丈夫だよね」と言う男性に不信感
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