これが、小池都知事会見における“お気に入り記者”たちによる「どうでもいい質問」の実態

36回目の“記者排除”。小池知事は、いつも通り筆者の質問を無視

7月31日の小池百合子都知事会見

7月31日の小池百合子都知事会見

 東京都で新型コロナウイルスが感染拡大している中、小池百合子知事が職務怠慢を続けている。都知事選を優先して感染拡大を招いた(7月27日公開の筆者記事「選挙対策でコロナ感染者拡大の兆候を放置、その責任を都民に転嫁する小池百合子知事」参照)自覚もなく、日々の感染者数を発表するだけで後手後手の対応を続けている。  7月31日。都知事の定例会見で、36回連続で質問者として指名されなかった筆者は“記者排除”への抗議も込めた声掛け質問を行った。 「知事、(無料で何度もPCR検査を受けられる)ニューヨークに比べて対策が遅れているのではないですか? (ニューヨークでは)無料でどこでも受けられますよ。都民も(無料で)受けられるようにしないのですか?」  小池知事はいつもの通り私の質問を無視して、無言のまま立ち去った。  その前日の30日、フジテレビの「直撃LIVEグッディ!」には「PCR検査を、いつでも誰でも何度でも受けられる」というニューヨーク市を手本にした「世田谷モデル」(東京大学の児玉龍彦・名誉教授が提唱)を実践しようとする保坂展人・世田谷区長が登場。「東京都や国にモデルを示したい」との意気込みを語っていた。  しかし翌日の都知事会見では、この「世田谷モデル」についての質問はゼロだった。そこで筆者はニューヨークと比較した形での声掛け質問をしたのだ。

「マスク確保」ができていなかったのにツッコミの甘い記者たち

ウソの発信

墨東病院はマスク不足だったにもかかわらず、都はウェブサイトで「マスク確保」とウソの発信をしていた

 都知事会見でよく指される“お気に入り記者”が、小池都政の問題点(職務怠慢など)を問い質さないのは今に始まったことではない。例えばある記者は、緊急事態宣言が出された4月7日の都知事臨時会見でこう質問した。 「今日、知事はちょっといつもと違うマスクをつけていらっしゃると思うのですけれども、そういったマスクの問題はどういったふうにお考えでしょうか」  すると小池知事は「マスクは今や世界の通貨をしのぐ存在になってきている」「マスク外交などという言葉まで出ている」などとマスク確保の重要性を強調した後、「今日私のマスクは手作りで、近所の方からお届けいただいたもの。みなさま、やはりいろいろな工夫をされているということかと思います」と機嫌よく答えた。  さらには「医療用のマスクの確保等については、今日もそれぞれの病院でどれくらい必要なのかなどチェックをし、さらに確保に、都としてしっかり対応していきたいと思っています」と都の取り組みについても説明した。  しかし、実はこの時すでに都立墨東病院ではマスク不足に陥っていた。都は「マスクを確保した」とウソの報告をしていた(5月6日の筆者記事「医療崩壊を招きながら”火消し役“に化けた!? 『コロナのたぬき』小池都知事の変わり身の早さ」参照)のだ。それなのに、その場にいたどの記者も(後日の会見でも)、病院としては緊急の課題であったマスク確保について突っ込んで質問をすることはなかった。
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「都知事が口紅をつけ忘れたこと」について質問
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仮面 虚飾の女帝・小池百合子

都民のためでも、国民のためでもない、すべては「自分ファースト」だ

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