コロナで一変した日常。私たちの恋愛市場のゆくえ。<アラサー独女の婚活・恋活市場調査 最終回>

コロナウイルスで恋活・婚活がしづらくなってしまった

カップル 新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人々の経済活動と、そしてコミュニケーション活動が制限されるようになった。こと恋愛・婚活市場においては、婚活パーティや街コン、合コンなどのリアルイベントは停止し、マッチングアプリやSNSによるオンラインでの出会いも、なかなかデートに繋がりにくいという厳しい状況だ。  このまま私たちの恋愛・婚活はコロナ終息まで一時停止せざるを得ないのだろうか。2020年、我々はどうやって恋愛していけばいいのだろうか。

「こんな時だから自粛」派と「こんな時だから活動」派に別れた

 6月中旬以降、外出の制限が厳しかった東京都でも「東京アラート」が解除された。しかし感染者数は増えてきており、第二波が来ることも心配されている。  そんな状況ではあるが、都内でも多くの飲食店や大型ショッピングビル、カラオケなどが営業再開している。テレワークが終了し、通勤可能になった企業も多いことから、平日の電車にも少しずつ通勤・帰宅のラッシュが戻ってきている。各所で三密を防ぐ対策はされているものの、概ね今まで通りの生活を取り戻しつつあるといえる。  そうは言っても、恋活・婚活は見ず知らずの人と会う可能性が高い行動で、家族など大切な人に会うことも阻まれる世の中では、優先されるべきではないという人もいる。実際街コンや婚活パーティなど、大人数が集合する形でのイベントは未だに再開されておらず、本気の恋活・婚活は個人での活動に制限されている。  しかし、アグレッシブに恋活を進めている人もいる。都内に住むある独身女性は、緊急事態宣言中もマッチングアプリによる恋活を停止せず、5月のうちに新しい恋人を作ったという。 「緊急事態宣言が発令されて、身の危険や経済不安を肌で感じるようになったからこそ、逆に今やるしかないと思って活動しました。自分は経済活動を完全に止めるべきではない、活動しながらも、自分ができる万全の感染対策を、と思って活動したタイプ。  期間中に会った人は同じような考え方の人が多く、3月末〜5月初旬にかけて70人ほどの異性とランチデートや散歩デートに行きました。もちろん、予約するお店はテラス席などの空いているお店で、シェアするような食事はナシ。感染対策へのリテラシー感も近い人が多く、通常より価値観の合う人と多く知り合えたように感じました」(29歳・IT営業)  身の危険を感じたからこそ、活動に拍車をかけたという人もいる。マッチングアプリやSNSを使ってのオンライン活動なら、個々人の気持ち次第で続けることができる。そして今活動をしている人々は「こんな状況でも恋活・婚活がしたい人」であり、モチベーションとしても相当高めであることが考えられる。  今、もし自分が「こんな時でも活動したい」と思うなら、恋愛市場には同じ熱意を持つ人がいるはずだ。もちろん、オフラインでのコミュニケーションに繋がりにくいことや、生活環境の違う人と会うことによる感染拡大のリスクなどが気になるなら、今無理して活動してもいい出会いはないだろう。ただ「こんな時だから恋愛も自粛」派の人と、「こんな時だから積極的に恋愛」派の人、しっかり居場所が別れてきているようにも思う。
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コロナという”制限”のおかげで恋愛が本質的に
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