「天の父母様聖会」宣布を伝えるU-ONE NEWS 2020年5月15日号、日本から徳野英治会長と梶栗正義勝共連合会長もオンライン参加(U-ONE NEWSより)
統一教会が迷走している。4月上旬に「歴史的な一日」として信者へ通知済みだった『
世界平和統一家庭連合』から『
天の父母様教団』への教団名称変更を何の説明もなく取りやめ、すべての“摂理機関*” を包括する組織『
天の父母様聖会』の新設を宣布した。
〈*“摂理機関”:統一教会の教えを広めるための「統一運動」を推進する団体・組織〉
宣布において教団最高権力者・
韓鶴子総裁は、側近の尹鍈鎬(ユン・ヨンホ)事務総長を世界宣教本部のトップに任命。“
国家復帰”への全権を与えた。
一方、韓鶴子が持つ日本への“怨讐”、つまり反日的な思想も鮮明となっており、各摂理機関の“組み入れ”が日本で政治家対策を行う信者に影響を及ぼす可能性も指摘されている。
教団は当初、4月5 日に教団公式チャンネルから全国の信者へ配信した『
真のお母様の特別メッセージ』(現在は非公開)の中で徳野英治日本会長が「歴史的な一日となりました」と前置きし、世界本部の正式な公文として韓鶴子総裁の御言(み言/みことば)を代読、教団名の変更を通知していた。
「
これ以上統一教会でもなく家庭連合でもない “天の父母様教団”、英語では“Heavenly Parents Church”と名称を変更しようと思います」(韓鶴子による4月1日の御言宣布)
しかし、この教団名変更は封印され、5月8日、韓国の教団メディア
PeaceTVが全世界194か国にインターネット中継した『「天の父母様聖会の出発」天地人真の父母様天宙聖婚60周年記念特別集会』(HJ天宙天寶修錬苑大聖殿)において韓鶴子は、すべての教団系NGO(=摂理機関)を新たに組織する『
天の父母様聖会(Heavenly Parent Holy Community)』に集約させる御言を宣布した。