コロナ禍にも関わらず「億り人」へ! 何度も阻まれていた「億の壁」をいかに突破したのか?

跳ね返された億の壁。コロナショックの暴落でついに突破!

「最近、1億円を出金しましたがトレードする資金は十分残しています。リスクは多少絞っていきますが、今後も変わらずトレードしていくつもりです」  そう教えてくれたのは、FXや株価指数先物などを手掛け、今年“億り人”の仲間入りを果たした沖縄県在住の個人投資家・余弦氏だ。
コロナショックの円高相場で売り!

SNSの声や自動売買のシグナル、為替アナリストやディーラーの予想などを「逆指標」として利用。それらが一斉に買いと言い始めたら鉄板の売りシグナルとする。コロナショック直前も112円台突入で逆指標が一斉に強気転換。売りの好機となった

「これまでは資産1億円が見えてくるたびに大きな損切りがあり、“億の壁”を長年超えられずにいました。しかし、今年に入ってようやく達成できたんです。コロナショックでは売りボタンを連打。資産2億円も見えてきました」

上下10円幅を抜く逆張り完全勝利

 余弦氏が狙ったのは米ドル/円の暴落。どうトレードしていたのか? 「最初の売りは2月下旬。前回高値のレジスタンスラインが112円だったので、110円台後半から112円台まで徐々に戻り売りを仕掛けていました。『逆バリ指標』として使っている自動売買が買いサインを出したことと、プロのアナリストが一斉に円安ドル高目線に転換したことも、自分には強い売りサイン。30銭刻みで10個ほどに分割し、売り指値を入れていました」
102円台で決済

チャート上からも112円台はレジスタンスラインで反転の兆しが。余弦氏は110円台後半から112円台で分散して指値売りを仕掛けエントリーし、102円台で決済した

 エントリーも決済も細かく分割していくのが余弦氏の特徴だ。 「一度にまとめてエントリーすると、踏み上げられたときに痛いし、反対に指値に届かないで反落したときには後悔が大きい。それを避けるため、分割してエントリーしています。損切りも同様。今回は112円台後半から113円台後半に散らしていました。損切りを置く位置の目安に75日移動平均線を使うこともありますが、移動平均線が効きづらくなる荒れ相場では前回高値・安値などを目安にしています」  米ドル/円は112円のレジスタンスラインまで上昇、売り指値が約定してから余弦氏の思惑どおりに反落した。 「利が乗ってきたらストップを売値よりも少し下に引き下げて『勝ち確定』の状態にする。あとは大きく下げたところで一部利食い、戻ったら売り直しを繰り返していました。3月には米大統領選予備選の『スーパー・チューズデー』もありましたが、バイデン勝利で米ドルが買われる場面があった。でも、コロナと比べれば小さな材料。そんな場面では戻り売りしていましたね」  ポジションをすべて決済したのはNYダウが2000ドル安の記録的な暴落となった3月9日だ。 「基本的に天の邪鬼なので、あの日のように市場関係者が総悲観に傾いて『100円割れ』なんて言い出したら大底と考えて全利食い。102円台ですべてのポジションを閉じました」  結果的に上下10円幅を抜く見事なトレードだったという。 「ただ、正直これは運がよかった部分も大きいと思っていて。同じような読みでショート(売り)したユーロ/円では見事に往復ビンタをくらったので、反省してますね。こういう暴落相場ではエントリーよりも損切りのことを優先して考えたほうがいい。予測不能な動きをすることが多いので、エントリーは『あまり考えすぎずに入る』ことを意識したほうがいいと思います」
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億超えできた要因はCFDでの大博打
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