タレントも政治発言「どんどんするべき」 大川総裁に聞く芸能と政治の関係

なぜか人気爆発 江頭2:50のブルーハーツ熱唱動画

――大川興業といえば最近は所属タレントである江頭2:50さんのYouTubeチャネルが話題ですよね。あれは狙って当てたものなんですか? 大川:ありがたいことに、登録者数も200万人を超えて話題にもなっているが、ヒットしたのは偶然。先日もBLUE HEARTSを歌う江頭の動画をアップしたら600万回以上も再生されたが、本人は「みんなどうかしてる」と言っていたし、なぜ見る人がこれほどいるのかはわからない。 ――それこそ、江頭さんとYouTubeという常識にとらわれない組み合わせから、新しい文化が生まれたのかもしれませんね。 大川:まさに混沌(笑)。

タレントの政治発言は民主主義が成熟してきた兆し

――ただ、今回の件に戻ると、検察庁法改正がなぜここまで話題になったと思いますか? 大川:それこそ、オレは民主主義が浸透してきた証拠だと思う。一昔前なら検索庁法を知るなら新聞や、専門書を買わないといけなかったのが、今はネットですぐに情報収集できる。もちろん、フェイクも注意しないといけないけど、海外では「液体民主主義」(Liquid Democracy、テクノロジーを基盤とし、対話に基づいた意思決定をする民主主義)なんて言葉もあるし、いろいろな人がネットで主張を交わすのは大いに結構。カリフォルニアだと住民投票がやたら多くて、なんせ大麻解禁までそれで決まっている。日本もネットで政治発言をできる時代が訪れているのだと思う。 ――もっとみなが政治発言をしてもいいと。つい先日も右派論壇誌の「WILL」にタレントのゆきぽよが出て話題になりましたね。 大川:そうそう(笑)。ゆきぽよが政治について語るなんて、どうせなら『バチェラージャパン』の時からやってくれって(笑)。バチェラーとの政治ツーショットトークをやって欲しかった!「おお、民主主義が成熟してきたな!」と楽しめるくらいの日本になってほしいとオレは思っている。 <取材・撮影・文/野方望>
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