雑な統計は嘘をつく。 科学的デマ「ラドンでホルミシス」から謎理論「PCR検査が少ない国ほど死亡者数が少ない」まで
図3.欧州の13のcase-control studyを統合して得られた結果。横軸はラドン濃度、縦軸は肺がん死亡の相対リスク(ラドン被ばくを受けていない人と比べて肺がん死亡のリスクが何倍になるか、を表す)。ラドン濃度を2つの異なる方法で評価しているため、グラフが2つある。肺がん死亡のリスクはラドン濃度におおよそ正比例する。なんと、Cohenによる雑な統計結果(図2)の真逆だ!
出典:「
the BMJ」