「おむつを譲ります」「代わりに買い物しますよ」コロナ禍で見直されるご近所づきあいの力
新型コロナウイルスによる感染リスクへの恐怖や経済不安が国内に暗い影を落としている。こうした状況はコロナ禍と呼ばれ、負の影響がクローズアップされがちだが、その裏で前向きな動きも起こっている。「ご近所づきあい」が活発になっているというのだ。
月間200万人が利用するご近所SNS「マチマチ」では、コロナ禍を乗り切ろうと住民同士が情報を共有したり、オンラインで繋がったりと交流が盛んだ。運営会社である株式会社マチマチ代表の六人部生馬さんに、どのような助け合いが行われているのかを聞いた。
災害や天災時ほど発揮される「住民同士の助け合い」
「ゆるゆる話しましょう」住民がオンラインで井戸端会議
また、トイレットペーパーやティッシュ、オムツなどが品薄となった際には「余っているのでお譲りします」とコメントする人もいた。住民同士でのおすそ分けという温かい動きが広がる。
情報共有や悩み相談だけでなく、住民同士がオンラインで繋がった事例もある。
「オンライン会議ツールZoomを使い、住民同士で話をする方がいらっしゃったのです。いわば『オンライン井戸端会議』ですよ。個人的にとても面白いと思いました」(六人部さん)
ずっと家にいると息が詰まったり、家族以外の人と話したくなったりすることもあるだろう。そんな時、近隣住民とのライトな繋がりが持てると心が軽くなる。
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