不思議なことに、社名が公開されるや否や、一部のネットメディアがどこよりも早く、社長が「癒着はない」と否定していることを報じたりしていますが、癒着がないなら、なおさら不自然でなりません。どうしてこんなにコソコソしている会社が、政府から億単位の受注を受けられるのか。既に1枚135円で350万枚を納入しているとのことですが、これだけで4億7250万円の売上ということになります。このマスクはベトナムで作っているそうなのですが、ベトナムで作っているにしては値段が高い気がします。ベトナムで作るメリットがあったでしょうか。他の3社がいくらで納入しているのかは知りませんが、この値段だったら海外で作る必要があるとは到底思えません。
裏口
このプレハブオフィス、ちゃっかり裏口があるので、表が閉まっているからといって、人がいないとは限らない構造になっています。エアコンのファンは回っていたので、中に誰かいるか、エアコンをつけっぱなしで外に出ているかということになります。時代が時代なもので、社員がほとんどいないような会社でもテレワークが進んでいるのかもしれませんが、どういう経緯で契約に結び付いたのかは、政府がしっかりと説明するべきでしょう。
深まる謎。危機に際してなぜこんなことが起こるのか?
耳にかける部分の伸縮性がなく、まるで顔面にブリーフをつけているような感じになっているマスクを作っていたのが、ユースビオ株式会社ではないかと噂されています。社長は「クレームは1件もない」と言っていましたが、実際はクレームだらけだった可能性があり、衝撃的なクオリティーに仕上がっています。
さらに、マスクを作ったのは「株式会社ユースビオ」だけど、マスクの輸入代行をしたのは「
シマトレーディング」であることがわかり、ますます闇が深そうなことになっています。この話の真相は、きっと週刊誌などが報じてくれると思いますが、この期に及んで、よくわからないカネの動きになっている時点で、安倍政権が無能であることは言うまでもありません。国民の命をなんだと思っているのでしょうか。
<取材・文・撮影/選挙ウォッチャーちだい>