高輪ゲートウェイ駅はなぜ「看板がダサい」と言われてしまったのか? デザイナー3人が勝手に検証してみた
とてもデザインしたとは思えない出来
既存のフォントをそのまま使うのであればクライアントとしてもモリサワなどのフォントメーカーにお金を払えば済む話になってしまうということ。
「ちなみにプレゼンのときに案はいっぱい出しているはずなんです。もしかしたらそのときにちゃんとデザインしたものもあったけど、それとは別にダミーで作ったもの、要するに本命のデザインを通すために入れた“誰も選ばない”はずの案が通っちゃったのかもしれないですね。立場の上のほうの決定権を持つ人が『コレいいね。僕はコレが好きだな』とか言い出して、現場の誰もが『マジかよ!?』と思いながらも、仕方なくそれで進められるパターン……ホント、あるあるですよね(笑)」(B氏)
デザイン業界でなくてもあるあるな話だが……想像ではなく妄想になってきたので、お話はこのくらいにして。
3人のデザイナーに明朝体のままで、ダサくなく、見やすいデザインにしてもらったのが下だ。
「元はカタカナが横に広いので、もっとキュッとしていて見出しに使う明朝にしました」(A氏)
どうだろうか? これに正せとまでは言わないが、交流の拠点にするべく思いを込めてゲートウェイという名を冠した駅の玄関口に掲げられた看板なのだから、’24年の本開業までにもう少しシュッとして見やすいデザインに変更していただきたいものである。
フォントが変われば印象は変わる。もしも[高輪ゲートウェイ駅]が……
<取材・文・撮影/上野充昭> 1
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![[高輪ゲートウェイ駅]を正す!](https://hbol.jp/wp-content/uploads/2020/04/mono_TakanawaGw_200414_005_ph05-550x358.jpg)
![[高輪ゲートウェイ駅]を正す!](https://hbol.jp/wp-content/uploads/2020/04/mono_TakanawaGw_200414_004_ph13-550x124.jpg)
