教員の暴言や体罰が放置される私立学校。お受験の先にある地獄

私立学校の闇 どこの学校にも問題のある教員はいる。公立の学校であれば、教育委員などに相談することもできるが、私立の学校だとそうはいかない。その学校が独自に教員を採用し、その教師をどのように処罰するかは学校に一任されている。  そのためだろうか、首都圏にある私立の小学校では、生徒に暴言を吐いたり、体罰だと思われる行為をしたりしている教師が処分されずに野放しになっている現状があるという。

教員が生徒に「何も努力をしていないのに良い時計をつけるなよ」

 子どもが暴言の被害にあった保護者Aは話す。 「4年前かな。1年半くらい悩まされましたよ。担任が、子どもに暴言を吐くんです。『何も努力をしていないのに、そんな良い時計つけるなよ』と。  生徒同士のいじめに荷担することも。授業中、他の生徒が集中していない生徒を先生に大声でチクると、『よくやった!』と言い、チクられた生徒は廊下へ引きずり出されます。拒否した場合は力ずくで引っ張ります。うちの子も、強く握られたような痣を作って帰ってきました」  保護者Aは何度か学校に苦情を言ったりもしたという。しかし保護者の主張を聞いた担任は、あろうことかキレ始めたという。「あんたの育て方が悪い!しょうもない弁当を作ったりして!」  弁当の話をされた時、保護者は「意味がわからなかった」と話す。  このチクリ制度の影響で、生徒が教師に特定の児童に関するウソの報告をするという。この時に根付いたいじめは、別の形として今も残っている。中には学校にあまり来なくなった子もいるという。  担任が生徒に暴言を吐いたり、力づくで廊下に引きずりだすのは明らかに問題だが、学校側はこの問題を隠蔽してしまった。保護者Aは録音やいじめの傷、教員が掴んだ痕の写真といった物的証拠を揃えていた。そこで取材班が「学校名を出して、報道しましょうよ」と提案。  しかし返って来た返答は、「私がマスコミにチクったとバレるじゃん。保護者のグループで派閥ができているのよね」というものだった。  取材班は同じ学校に子どもを通わせる別の保護者Bからも同様の話を聞くことができた。教員の体罰のせいである児童に痣が残ってしまったときの写真も見せてもらうことができた。しかし子どもがまだ学校に通学しているため、表沙汰にはできないという。
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私立学校で生まれる保護者派閥
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