新規則機入れ替えでパチンコ業界が思い出したくない過去の大失態

パチンコ業界が整備するリサイクルスキーム

 2020年の旧規則機300万台撤去。パチンコ業界はあの時の大失態を繰り返さないために、様々な手を講じている。  2001年に施行された「資源有効利用促進法(改正リサイクル法)」によって、パチンコ遊技機もその対象に指定されて以降、パチンコ業界では、メーカー主導による遊技機リサイクルシステムを構築し、遊技機部品の有効利用も併せて、遊技機の適正処理を行っている。メーカーが主導するルート以外にも、遊技機を適正に処理する事の出来る能力を有するリサイクル業者の選定を行い、その選定業者は全国に配置されている。パチンコ店は、どの業者に委託し、どのルートで撤去台を処理したのか明確にしなくてはいけない義務もある。  またパチンコ機のメーカー団体である日本遊技機工業組合は、昨年10月28日、今後大量の旧規則機の撤去が集中することに伴う廃棄処理の問題で、既に倉庫等に撤去保管されている遊技機を事前に排出してほしいというお願い文書をホール関連団体に送付している。現時点で設置されている旧規則機の処理需要が本格的に高まる前に、全国のパチンコ店が撤去後に倉庫に保管している遊技機を先に処理しておくという算段だ。  そもそも業界規模を考えれば「出来て当たり前」のことでもある。  本稿の主旨からは逸れるが、撤去台の適正な処理は「闇スロ」と言われる不法パチスロ営業の防止にも繋がる。ギャンブル等依存症対策の一環としての新規則機の導入もパチンコ業界が取り組むべき社会的責務であるが、それと同様、いやそれ以上に、排出される旧規則機の適正な処理はパチンコ業界が果たすべき最重要の社会的責務である。  ホール、メーカー、販社、リサイクル業者の四位一体の対策は、パチンコ業界の過去の悪夢を払拭するのか。 <文/安達夕>
Twitter:@yuu_adachi
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