ラーメンもハンバーガーも「脱ジャンク」志向へ。非ベジタリアンでも肉食を控える「フレキシタリアン」も増加

糖質45%オフで栄養バランスもバッチリのラーメン

 体にはあまりよくないイメージのある食品ジャンルにも「健康志向」の波が押し寄せている。  ベースフード社が開発・販売を手がける「ベースブレッド」「ベースヌードル」は、一日に必要な栄養素の3分の1が1食分に含まれている「完全栄養食」。’19年9月に両商品合わせて累計100万食を達成した。同社は「ラーメン凪」を手がける凪スピリッツ社と共同で’18年12月に「完全栄養ラーメン BASE RAMEN すごい煮干」の提供を開始。ラーメンはカロリーや塩分、脂質などが高く不健康なイメージもあるが、これは「健康にいい」ラーメンなのだという。
[局地的ブーム]大ヒット予測

「BASE RAMEN すごい煮干」は現在、全国14店舗の「ラーメン凪」で食べられる。「煮干の味がしっかり濃いのに、糖質控え目で満足感がある」と評判

「糖質45%オフなのに満足感があるとの評価をいただいています。お酒を飲んだ後のシメにラーメンを食べたいが罪悪感がある……という多くの方にも食べていただきました」(ベースフード社)。国民食と言えるラーメンでも「健康食」への動きが始まっているのだ。

ベジタリアンじゃないけど肉食を控える人増加中

 さらに「健康食」への流れはハンバーガー業界にも押し寄せている。「欧米では、ベジタリアンではないけれど肉食を控える『フレキシタリアン』が増えています」と語るのは、食品問題に詳しいジャーナリストの上林裕子氏。
[局地的ブーム]大ヒット予測

ビヨンド・ミートのハンバーガー。米国では同じく植物ベースの「インポッシブル・バーガー」も人気だが、こちらは遺伝子組み換えの添加物が使用されていることもあり、ビヨンド・バーガーのほうがより健康志向の人々に支持されている

「フレキシタリアンの間で人気なのが、植物ベースの『ビヨンド・ミート』を使った『ビヨンド・バーガー』です。ビヨンド・ミートとは、えんどう豆、緑豆、ソラマメなどを原料とし、遺伝子組み換えを使用せず、抗生物質・ホルモンなどを含まない代用肉です。従来の大豆グルテンなどを使った代用肉では満足できない、本物の肉に近い味や食感を求める健康志向の非ベジタリアンの人気を集めています。日本にも、この波はすぐに来るでしょう」 <転載元・週刊SPA!>
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